heteml→wpXシン・レンタルサーバーで速度上昇
まずはどのくらい速度に変化があったか、表示の遅い記事をページスピードインサイト(Google PageSpeed Insights)で確認してみました。
とてつもなく早くなっとる。
…ってか、元がめちゃめちゃ遅い。
サーバー移管の前に色々プラグインを整理したのもありますが、体感できるくらい早くなりました。ページ表示時、遷移時の待たされる感じがまったくない。
これはhetemlから変えてよかった。めでたしめでたし。
wpXシン・レンタルサーバーにした理由
WordPressブログサイトに評判の良い「KUSANAGI」を試したかった
ワードプレスなどのを使ったサイトで「表示速度を高めたい!」、「重くて離脱するのを防ぎたい!」と思ったとき、必ずといっていいほど検索にかかってくるのが【KUSANAGI】。
KUSANAGIはワードプレスに特化し「超高速」と「高度に強化されたセキュリティ」を同時に実現する神速の仮想マシン環境です。
ちょっと設定がやっかいらしいですが、サーバーの速度が爆速になるならサーバーエンジニアさんに頼んでもお願いしたいと思っていました。
当初はConoHa VPSかエックスサーバーX10の予定でしたの
当初、弊メディアの規模であれば、使用者も多く、管理画面も使いやすい「ConoHa VPS 」の4GBプラン、もしくはワードプレスと相性がよく、非常に安定感があり、何より格安な「エックスサーバー 」のX10を考えていました。
ConoHa VPSはKUSANAGIの環境を使えるし、管理ツール【ConoHa KUSANAGI manager】(無料)を使えば、簡単にKUSANAGI搭載の超高速WordPressサイトが作成できるようだし、評判もいいからConoHaにしようかなとやや傾きかけていました。
このタイミングで、エックスサーバー新作登場ッ!!
そろそろサーバーを契約せねばと思っていた2021年6月4日の午後。
知り合いのエンジニアから「ちょっと前にエックスサーバー新作出したよ」との一声。
そう、5日前の2021年5月31日に新世代レンタルサーバー【wpXシン・レンタルサーバー】がリリースされていたのでした、、、!
これは迷いました。
ConoHaで決まりかけていたのに、ここにきてエックスサーバーの新作が登場したのです。
エックスサーバーと同じで高機能かつ使いやすそうな管理画面。
なにより「KUSANAGI」の実行環境がこちらにもある。
最新48コアCPU(AMD EPYC Rome世代)でオールNVMe RAID10を採用。まさに国内最高クラスの超高性能サーバー。しかも安い。
リリースしたばかりで使用者がいないし、人柱になるのは嫌だけど、「新しいからきっと性能いいだろう」と思いきることにして、こちらに決めました。
自動バックアップ機能が初期費用、月額費用0円だった
ヘテムルサーバーの際に地味にお金がかかっていたのがこちら、自動バックアップ機能。
ちなみに1データ5,500円、バックアップオプションは月額770円かかっていました。
うちのような中規模サイトになると、記事の数は600を超えます。どうしても必要になってくるのがこの自動バックアップです。
wpXシン・レンタルサーバーでは、この毎日サーバーデータを自動保存する機能が無料なのです!
レンタルサーバー側では以下で1日一回自動バックアップ。過去7日間分の「サーバー領域データ(Web・メールデータ)」のバックアップデータについて、取得や復元を行うことができます。 また、現在のホームディレクトリの各種ディレクトリのバックアップデータを作成することもできます。
MySQLについては、マニュアルによれば過去14日間保持となっています。
個人的にこれはかなりプラス要素でした。
普通のエックスサーバーとの違い
ちなみに、通常の「エックスサーバー」と「wpXシン・レンタルサーバー」の違いについて軽く触れおくと。
メーカーの紹介文としては、エックスサーバーは安定性とアクセス耐性に重点を置いたサービスで、 最新機能は膨大な検証データなどを元に、慎重に導入。 対して「wpXシン・レンタルサーバー」は、 「高速性」と「新技術の迅速導入」に重点を置いたサービスとしています。
最新の高速化技術をいち早く利用したい方や、最先端のサーバー環境を使いたい方は「wpXシン・レンタルサーバー」がおすすめとのこと。
でもKUSANAGIの環境もあるし、「wpXシン・レンタルサーバー」に大量のアクセスが来ても、しっかり負荷分散して裁けるから安定性高いんじゃないかなと思いますけどね。
KUSANAGIの設定は難しいのか
なんだか拍子抜けするほど簡単でした。やること全然ない。
KUSANAGI固有の設定や操作は全く必要なく、ミドルウェア側で適用されてるっぽいです。
というのも、KUSANAGIは運用にかなりクセがあります。
設定するのがやっかいで、.htaccessが使えなかったり、一部のプラグインが動作しなかったりと、サーバー管理の知識やスキルが必要なのです。ConoHa VPSを使う際は、KUSANAGIの更新のたびにサーバーエンジニアに外注することを覚悟していました。
しかし特に何の障壁もなくキャッシュプラグインが使えるし、大量アクセスを裁くKUSANAGIの負荷対策が使える。
ConoHa VPSと比較すると、
- KUSANAGIの更新不要
- VPSの保守管理がいらない
- SSD容量はwpXが圧勝
- KUSANAGI専用プラグインはVPSのみ
といいことづくめ!
「wpXシン・レンタルサーバー」は普通のレンタルサーバーのようにWordPressを扱えるので、高速化と使い勝手のバランスのいいとこどりです。社内にサーバーエンジニアがいなかったり、予算がない人でも簡易にKUSANAGIの恩恵を受けられます。
予算ないけど、スピーディなサーバーにしたい!という方には絶対的におすすめいたします!
【WordPressをさらに高速化!】サーバー移管以外にしたこと
- 当然ですが、WordPressやプラグインをすべて最新にアップデート。
- WP Fastest Chacheなどでファイルキャッシュを有効に。不要データ削除。
- 画像の遅延読み込みを行うよう設定(a3 Lazy Loadなど)。
- CSSやJavaScriptなどのソースコードを最適化しました(Autoptimizeなど)。
- Twitterのツイート貼り付けが著しく点数を下げていたので、遅延読み込み設定。
- Instagramの投稿貼り付けも著しく点数を下げていたので、遅延読み込み設定。
- テーマのバージョンアップを行うたびにFontAwesomeが増えていたのでこちらも削る。
- WordPress Popular Postsの停止(データを無制限に保存していたので)。
- 記事編集履歴を100履歴から10履歴へ。
- GoogleAdSenseを遅延読込みへ(収益が10%くらい下がったが速度は改善)。
続々と速度や容量のアップデートを図っています
wpXシン・レンタルサーバーの現在の動向もメモっていこうと思います。色々パワーアップしている。
2021年9月28日(火) | wpXシン・レンタルサーバーにリソースの使用状況が確認できる「リソースモニター」機能が追加されました。 「リソースモニター」機能でCPUやメモリの利用状況を確認することで、 サイトの負荷改善や上位プランへの変更を検討するなどが可能となっています。 |
2021年9月21日(火) | 有償の『オプション独自SSL』において複数年契約に対応。 一度に長く契約するほど、1年あたりの料金が割安に。 |
2021年8月3日(火) | 全プランのメールボックス容量の上限が5,000MB(5GB) → 10,000MB(10GB)へと大幅に緩和されました。 |
2021年7月30日(金) | 利用可能な1データベースあたりのM |
というわけで乗り換え大成功
なんかネーミングが「シン・ゴジラ」とか「シン・エヴァンゲリオン」とか「シン・ウルトラマン」に寄せててふざけてんのかと思っていましたが、庵野監督もびっくりのすごいレンタルサーバーでした。
当方のようなウイスキー関連のサイトやブログ、または小~中規模程度のホームページをやっていて、主にワードプレスを使って運用している方の強い味方になることは間違いありません。
日進月歩のホスティング界隈に久しぶりに現れた信頼性と満足度の高いサービスと言えるでしょう!
当サイトのサーバーを「wpXシン・レンタルサーバー」に乗り換えました!
当サイトは記事ボリュームが多いこともあるのですが、とにかくページの表示がもっさりと重たく、だいぶGoogleからペナルティを食らっている気がしたので、サーバーを移管しました。
BARRELは毎月約50万UU、最大80万近いPVを有している中規模サイト。SNSでバズると同時接続数も数百を超えます。
WordPressをベースに構築しているわけですが、今回はhetemlからwpXシン・レンタルサーバーに乗り換えたことで速度がかなり上がったのでご報告ついでに記事にしておきます。
ウイスキーブログやお酒日記的なサイトをWordPressでやっている方も多いので何か参考になればと思います。
スピードアップデート(Speed Update)やコアウェブバイタル(Core Web Vitals)に対応したいと思っている人にも届くと嬉しいです。