今回の記事はプリン&ウイスキーのフードペアリングをお届けします。
絶対に美味しい組み合わせだろうな~と思ってはいたのですが、今まで試してきませんでした。
最近のプリンって本当にクオリティ高いですよね。
『子供のころ、こんなにたくさんコンビニに置いてあったかなぁ~』と感嘆するほどの充実ぶり。
ラインナップの豊富さもさることながら、金額もピンきり。
一体どれが美味しいのか(どれも美味しいのでしょう)わかりませんが、気になったものをふたつほど試してみようと思います。
今回は2種類をピックアップ
オハヨー 黄金カスタード焼プリン カップ100g
と
アンデイコ しあわせのピスタチオプリン カップ90ml
です。
オハヨー 黄金カスタード焼プリンはとてつもなくプレーンな焼きプリン。
まずはこういう王道なプリンこそレビューする価値がある。
しっかりと卵の味がする弾力のあるプリンと、じゅわっと舌に染み渡るカラメル。
なんというまっすぐな正統派焼きプリン。
高倉健のような実直なイメージです。甘さはやや控えめ。
150円でこのクオリティとは、驚かされますなぁ。
もう一つはちょっと変わり種。アンデイコ しあわせのピスタチオプリンは、パッケージに惹かれて購入。
ピスタチオグリーンのベースカラーにレトロな花柄。ちょっと申し訳なさそうな手書き風フォント。
ピスタチオ系は”シャレ美味い”って感じのイメージではあるんですが、ちょっと控えめな感じがいいですね。
味は濃厚です。しっかりと青臭く香ばしいピスタチオ風味。弾力アリ。
卵が入っているからか、食べやすいです。
ぱくぱくいけます。
合わせたウイスキーは…
意外にもアイリッシュウイスキーです。
シェリー樽熟成のスコッチや、長期熟成バーボンも間違いなく美味しいと思ったんですが、プリンの触感を鑑みるにオイリーさが合うと思いました。
選抜したのは。。。。。。。
オーヘントッシャン スリーウッド
非常に繊細で飲みやすいことで知られるオーヘントッシャンの中でも、人気のスリーウッド。
なぜ人気か?
濃いから。です。
説明雑すぎ!と思うかもしれませんが、オーヘントッシャンを知っている方にならこれで伝わるんですよ!ほんとに。
バーボン樽で熟成したあとに、オロロソシェリー樽に詰め替えて熟成。
さらにペドロヒメネスシェリー樽に詰め替えて熟成と、後半は舌を噛みそうな3種類の樽で手間暇かけて熟成。
濃厚な木の香りを纏う赤きスピリッツが、黄色く可愛い卵菓子を迎え撃ちます。
ブッシュミルズ シングルモルト10年
アイリッシュモルトの重鎮、ブッシュミルズの10年。
ピートを使用しない大麦麦芽のみを使用したシングルモルトウイスキーで、『ダイレクトっ麦!』って匂いがします。
超熟の麦焼酎を感じさせる味わい。麦のことを知りたいなら俺に訊けと言わんばかりのウイスキー。
そんな400年の歴史を誇る世界最古のウイスキーが、ファミマのプリンに挑みます。
いざ、実食
ブッシュミルズ10年はハチミツやバニラの香り、そして口当たりも滑らかで、とてもプリンに合いそうでしたが、プリンと共に口に含むとややスパイシーな味(コショウっぽさ)が際立ってあんまり美味しくないです。
焼きプリンはカラメル部分が濃厚なんでごまかせましたが、ピスタチオプリンは合わなかったですね。
対するオーヘントッシャンスリーウッド。
おお!?
うめええええええ!
プリンに降り注ぐ木片!カラメル!メープルシロップ!
オーヘントッシャンの放つアロマはダークチョコレートやドライフルーツのイメージ、プリンとの親和性は抜群です。
そして味はクリーミーで焦がしたカラメルのようです。
これはあれだ、クリームブリュレやー!
最後にはうっすらとシナモンとレモンの酸味を感じます。
焼きプリンにはもちろんのこと、ピスタチオプリンにも合わせやすい。
ピスタチオプリン側にも卵が入っているからですかね。まろやかな味で美味しくいただきました。
結果:プリンとウイスキーは至極のハーモニーを奏でました
プリンとウイスキーの食べ合わせが良いのは言うまでもないですが、オーヘントッシャンスリーウッドのポテンシャルに驚かされました。
口当たりが軽いんでスイスイ飲めますが、しっかりとした存在感がある。
決してプリンを邪魔しない存在感で、飲み込んだ後の余韻もとても長いです。
さすが、早口言葉に出てきそうな名称の樽で三回も熟成させただけありますね。
プリン以外のスイーツとも絶対合うと思いました。
食べ方として、プリンを口に含み、数回の咀嚼を経てウイスキーを少量飲むって感じがいいと思います。
エッグノッグという牛乳にクリームと砂糖、そして溶き卵を入れる飲み物があるのですが、ウイスキーを入れる場合もあります。
卵の滑らかさとウイスキーは相性がいいのかもしれません。
“プリン”と”ウイスキー”。
素晴らしいマリアージュでした。
御粗末!
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