今回の記事では、ウイスキー好きの方へ贈る、『プレゼントにおすすめな高級ロックグラス』をいくつかご紹介します。
自分用に購入するのはちょっと気が引けるけれど、いつかは手にしてみたいロックグラスの逸品。
お世話になったあの方へ、贈答品としても参考にしていただけるようなブランドと商品を厳選してみました。
もちろん自分へいただけるようなことがあったら・・・一生愛用できる品であること間違いなしです。
宮内庁御用達ブランド カガミクリスタル
インターネットショップの売れ筋ランキングで常に複数の商品がランクインしているほどの人気を誇るカガミクリスタル。
日本クリスタルの祖、各務鑛三（かがみこうぞう）により昭和9年に創業しました。
皇室関係だけでなく、250以上の日本大使館や領事館などで公式に使用されており、日本を代表するガラス食器のトップメーカーです。
ロイヤルライン ロックグラス T894-72
宮内庁外交団正賓用食器を原型として開発されたデザインは、シンプルながら気品を感じさせてくれます。
江戸切子 ロックグラス 八角籠目紋 T444-1
こちらのロックグラスには、江戸切子の伝統文様である「八角籠目（はっかくかごめ）」がデザインされています。
形状はシンプルなストレート。安定感があり、飽きのこないデザインです。
カガミクリスタルのロックグラスは、価格が幅広く設定されており、三千円から十万円まで、予算に合わせて選ぶことができます。
憧れのハイクラスブランド ＴＩＦＦＡＮＹ＆Ｃｏ ティファニー
時代を問わず、だれもが一度はあこがれるブランドではないでしょうか。
私の若かりし頃、バブル真っ只中の20年前のクリスマス。
彼女にティファニーのオープンハートネックレスをプレゼントするため、三越前に若い男性が長蛇の列を作るという現象が起きるほどでした。
ティファニーにはエンゲージリングや、ハイジュエリーなど、桁違いに高級なイメージもありますが、オープンハートにも代表される通り、カジュアルなお値段で購入できるものもたくさんあります。
もともとは文房具や装飾品の小売店だったので、現在でもボールペンなどの商品を販売しており、こちらも贈答用として人気です。
他にもティファニーといえば、オードリー・ヘプバーン主演の「ティファニーで朝食を」が有名ですね。
しかし今回ピックアップするのはロックグラスです。
TIFFANY & Co タンブラー ペア
ころんとしたかわいらしいフォルムに、「TIFFANY & Co」の洗練されたロゴが光る逸品です。
あのティファニーの商品が、意外にも3,000円台で手に入ります。
実はこの価格はネット通販だけで使える裏技的なものです。
このロックグラスは、私の住む片田舎の百貨店では「6セット以上の注文でお願いします」と言われてしまいました。
つまり結婚式の引き出物などに出荷される限定的な商品ということなのですが、インターネット公式サイトでは1セットから注文して購入することができます。
ティファニーブルーのギフトボックス
ティファニーといえば、あの特徴的な水色のショッピングバッグやギフトボックスを思い出す方も多いと思います。
ティファニーのイメージカラーでもある「ティファニーブルー」は商標登録されており、このブルーの箱に詰められ手元に届く商品には「ティファニーが責任を持って製造された製品」が収められています。
箱のみを販売したり、店外に持ち出すことは創業以来禁止されているのです。
この製品作りへのこだわりが、現在でも変わらず愛されるブランドである理由だと思います。
お値段はかなりお手頃ですが、プレゼントをいただいた方が目を丸くして驚いてしまうかもしれませんね。
クリスタルのラグジュアリーブランド Baccarat バカラ
最近すっかり高級グラスブランドといえばコレ！というほど人気になってしまいました。
ベタなので外そうかとも思いましたが、品質は折り紙付きですのでご紹介しておきます。
バカラは1764年にフランス、ロレーヌ地方のバカラ村にガラス工場が設立されて以来、250年以上の歴史を誇る老舗クリスタルメーカーです。
その製品のすべてがハンドメイド。品質の高さから古くより各国の王室御用達としても親しまれています。
ARLEQUIN アルルカン ロックグラス タンブラー
バカラグラスの中でも、人気の高いシリーズのひとつ、アルルカン。
グラス上部に向け、シャープなラインが美しいデザインです。
底部には角ばったカットが３段に施され、小さなダイヤモンドカットの装飾が目を引きます。この菱形は、イタリアの喜劇に登場する道化師の衣装の特徴的な装飾をモチーフにしています。
少しコミカルにも見える菱形のカットに透けて見えるウイスキーの光彩を楽しみながら飲むことができそうです。
BERUGA ベルーガ タンブラー ２客セット
クリスタルグラスの中でも珍しい、かわいらしい水玉模様があしらわれたロックグラスです。
この丸いモチーフはクリスタルガラスのカットの中でも非常に高い技術がなければできないデザインで、バカラの職人が持つ技術の高さを物語っています。
この「ベルーガシリーズ」は、他にハイボールタンブラーとウイスキーデカンタがあり、揃えるとバーセットとして楽しむことができます。
こちらのベルーガタンブラーは２客セットで12,600円と、お値段もお手頃、ペアなので贈答用としても大変人気があります。
飲み口が、底部よりも広くなっているので、グラスをあまり傾けなくてもドリンクが口に入ってくるのでスマートなスタイルで飲むことができます。
（ただし傾けすぎると氷が鼻に襲いかかります・・・そんな経験、ありませんか？？）
バカラは全国に取扱店があるため、実際に手に取って吟味できるのも魅力の一つです。
バカラのクリスタルグラスは女性の私にはちょっと重たく感じてしまうのですが、一般的にはロックグラスは見た目のきらびやかさと重厚感が人気のようです。バカラはそのイメージにピッタリですね。
バカラはメディアの影響もあり、ここ数年で一気にそのブランドが知れ渡り、品切れも出るほどの人気商品となっています。
他にも多様なグラスカットのシリーズがあるので、お気に入りのデザインを探すのも楽しいですよ。
年月をかけてひとつづつ購入したりして、コレクションして楽しむ方も多くいるようです。
ホワイトハウス御用達 WATERFORD ウォーターフォード
ウォーターフォードは日本国内では取り扱いが少ないのですが、イギリス、アメリカなど英語圏の国々ではクリスタル製品といえばこのブランド、というほど名の知れたメーカーで、ホワイトハウスの調度品であることでも知られています。
１７８３年にアイルランドで創業して以来２００年以上の歴史を誇るウォーターフォードは、繊細かつ大胆なカット技術で知られており、「ハウスオブウォーターフォード」シリーズではこれ以上ないほどの細かなカット技術を駆使した美しい製品を見ることができます。
RISMORE リズモア ダイヤモンド タンブラー
「リズモア」は、ウォーターフォードを代表するパターンの一つで、アイルランドにあるウォーターフォード州に立つリズモア城の塔の形に着想を得たと言われています。
塔のようにすらりと伸びる直線と、底部のダイヤモンドカットが高貴な印象を与えてくれるロックグラスです。
公式オンラインショップがあるので、インターネットで購入できます。
ブランドでデザインの違いを楽しめるのも魅力
先に紹介したバカラ「アルルカン」とウォーターフォード「リズモア」。
このふたつのロックグラスを見比べてみると、まっすぐに伸びた直線、底部のダイヤモンドカット・・・・
なんとなく全体のデザインが似ていると思いませんか？
それぞれに多様なデザインがあるブランドですので、意識し合って、鎬を削っているのかもしれません。
この二種は本当にカットが美しくプレゼントには最適な商品だと思うので、ぜひ候補にしてみてください。
クリスタルグラスのエッチング（名入れ）について
なお、クリスタルグラスが贈答用として人気がある理由の一つに「エッチング」（名入れ）があります。
ファーストネームや思い出の日付など、グラスの底などにエッチングすれば世界に一つだけのロックグラスの完成です。
プレゼントにはもちろん喜ばれますが、自分用にも記念日や、思い出のイニシャルなどを刻んで楽しんでみてはいかがですか？
ロックグラスを使うたび、当時の思い出もよみがえります。
