ハイボールにおすすめの炭酸水12選とNG銘柄
早速おすすめのラインナップと、あまりおいしくなかった注意すべき銘柄を紹介していきましょう。
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文句なし!おすすめ万能炭酸水5選
ウィルキンソン タンサン
言わずと知れたバーご用達のド定番商品。スモーキーなウイスキーから繊細なウイスキーまで幅広くカバーします。
比較したすべての炭酸水の中で最もバランスがいいと思えました。ガスボリュームも文句なし、まず買って間違いのない万能炭酸水です。
個人的にはラベルレスボトルを強くおすすめします。捨てる手間がかなり減ります。
サントリー ザ・プレミアムソーダ from YAMAZAKI
炭酸やや弱めで、しっかりとウイスキーの味を生かしたハイボールをつくりたい時におすすめなのがこちら。
取水地は、サントリーのプレミアムモルツやウイスキーを製造している大山崎の地。
硬度は94度の中硬水で、ミネラル分はしっかり目。飲み口はしっとりとしていて、気品があり、舌にやわらかな甘みを感じます。
内容量が240mlと絶妙で、まさにプレミアムな一本。
サントリー ソーダ 炭酸水
2017年3月にリニューアルされて以来、各所で評判の高い「サントリーソーダ」。硬度が100度あり、ガスボリュームも5.0と高く、かなり強い炭酸を感じます。
しっかりと厚みのある味わいのハイボールを作れますが、ウイスキーの個性を崩しません。ウィルキンソンで酸味や苦みを感じてしまった人はこちらがいいかな、と。上記ふたつのいいとこどりな気がします。
サントリー THE STRONG 天然水スパークリング
2021年6月29日に出たばかりのサントリーの強炭酸。ネーミングの通り、確かに刺激は強いです。ウィルキンソンと同等クラス。
口当たりはウィルキンソンのほうがやや硬質的で、こちらのほうが柔らかくソルティ。ハイボールはおいしいですが、やるならアイランズ系。他にもレモンサワーなどに最適な気がします。
あとは510ml入っているので、本数多く買うならちょっぴりお得です。
ソーダストリーム(Sodastream)
新発売の炭酸水が出れば試すを繰り返し、しこたま飲みまくった結果、ついにこいつに手を出しました。
そう、炭酸メーカーでおなじみのソーダストリームです。
「水の硬度も、炭酸の強度も、もう自分で決めたいんだ、俺は。」という方にはうってつけ。コスパはかなりよく、強炭酸であれば1本約40円で作れます。水も好きなものを使えるので、硬水、軟水、思うがままに楽しめます。ただし、炭酸ガスを注入する際に水はよく冷やしたほうがいいです。
お時間あれば詳細にレビューしてみたので読んでみてください。
しっかり風味をを残す、きめ細やかな炭酸水4選
サッポロ おいしい炭酸水
純水からつくられており、非常にくせがなく日本人の味覚に合った炭酸水。
飲みやすさに注力して開発されたという経緯があり、割り材として秀逸。スペイサイドの繊細なウイスキーに合わせたい。
超強炭酸を好まない方はこちらがおすすめ。パッケージもおしゃれです。
サントリー 天然水 スパークリング
静岡県は南アルプスの大自然で磨かれたナチュラルミネラルウォーターを使用しています。硬度は約30度ですっきりと滑らかなのど越し。アタックはしっかりしていますが、喉の奥まで届くような継続した炭酸の強さはなし。
和食とハイボールを合わせる場合はこの銘柄がベストかもしれません。スポーツ後などにもゴクゴク飲める優しい炭酸水です。
SHINE LIFE 伊賀の天然水強炭酸水
三重県伊賀市の天然水を使用した炭酸水で、すっきりとキレのよい味わいが特徴。
そこそこ強炭酸で爽快感がありますが、そのクリアさが何よりの魅力。価格も安く試してみる価値はあります。
奥会津金山天然炭酸の水
福島と新潟との県境にある奥会津金山で採水される天然炭酸水で、G20大阪サミットや伊勢志摩サミットで起用されたことで話題になった逸品。明治時代に上流階級の間で飲まれていたという伝説の水で、一日に限られた量しか採取できない超プレミアムソーダ。
高級フレンチや日本料理に合わしたり、日本酒の和らぎ水としても使われます。こちらでハイボールを作るのもよいですが、チェイサーとして非常に!非常に!優秀です!
格安で味わえる強炭酸3選
コカ・コーラ ICY SPARK from カナダドライ
カナダドライの新作です。
「冷却スパーク技術による日本コカ・コーラ史上最強の強炭酸水」との触れ込みですが、そこまで炭酸は強くないです。
強炭酸具合でいえばウィルキンソンのほうがはるかに強いですね。
ただウィルキンソンよりは1本10円以上も安いので、こちらをセレクトする方も多そうです。
強炭酸水 KUOS クオス
お手軽に強炭酸の軟水を味わいたいならばコレ。炭酸を低温で3回に分けて混ぜ込み、驚異の5.5GVを実現した「天然水炭酸水」。
取水地は大分県日田市の地下水ですが、ミネラル分を全て取り除いて硬度0の軟水にしているので、「人口炭酸水」と味は変わらないと言えます。フレーバー付も8種類存在します。価格はかなりリーズナブル。
VOX(ヴォックス) 強炭酸水
こちら、僕も数年間お世話になっていました。
クオスと同じく軟水の強炭酸水。99.99%の純度を誇る二酸化炭素を特許技術「マイクロバブル圧縮充填法」により世界最高レベルの炭酸充填量(5.0)を実現しています。
ウィルキンソンよりは炭酸は弱く感じますが、粗さがなく、酸味が感じにくいのがポイントです。
ハイボールには微妙だった無個性炭酸水
カナダドライ ザ タンサン ストロング 強炭酸水
うーん、パッケージはとてつもなく炭酸が強そうに見えるのですが、実際にはそうでもなく、きめ細やかな泡があるわけでもなかったです。これまで紹介してきた商品と比べると2軍落ちかなと思います。
[Amazonブランド]Happy Belly 強炭酸水 プレーン
とても人気のAmazonブランド品なのですが、期待外れでした。特にハイボールには合いません。抜けるのが早い。
アイリスオーヤマ 炭酸水 富士山の強炭酸水
めちゃめちゃめちゃめちゃ安いのですが、コスパいいとはお世辞にも言えない感じでした。
ZAO SODA 強炭酸水
こちらも強炭酸と書いてはありますが、そこまで強くない微炭酸でした。ちょっと酸味があったかな。
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炭酸水の選び方
基本的には以下の3つを覚えておきましょう!
タイプ01:天然炭酸水
「天然炭酸水」は、湧き水や井戸水が自然に発泡している水のことを指します。
地殻変動でマグマから出た炭酸ガスが溶け込んでいるのです。
このタイプは人工的な力を加えない、自然な炭酸水です。
取水地ごとに炭酸の強度やミネラル量、硬度が違い、様々な個性があります。
発泡している状態でボトリングしないといけないので、製造にはコストがかかります。 なので販売価格は高めです。
ペリエやゲロルシュタイナー、サンペレグリノなどの商品があります。
タイプ02:天然水炭酸水
「天然水炭酸水」は、取水時には発泡していない天然の水に、人工的に炭酸を加えたものを指します。
こちらも水自体は天然モノなので、炭酸強度やミネラル、硬度などに個性があります。
しかし二酸化炭素を人工的に突っ込むので、炭酸の強さは自由に決めることが出来ます。
南アルプスの天然水スパークリングやサントリープレミアムソーダ、いろはすスパークリングなど。
タイプ03:人工炭酸水
「人工炭酸水」は、人工的に作られた水に人工的に炭酸を加えたものです。
工業生成している純水なので、ミネラル成分が含まれていません。
よって味に個性は皆無です。無個性という特徴を利用して、お酒の割水として使われることが多い製品です。
炭酸の強さは自由に決めることができ、3種類の中ではもっとも炭酸を強くできる特徴があります。
3種類の中では価格は低めです。
ウィルキンソンタンサン、カナダドライクラブソーダ、サッポロおいしい炭酸水など。
炭酸の強弱によるハイボールの変化
強炭酸と微炭酸でハイボールの味わいは変わります。
炭酸の強さを示す指標としてGV(ガスボリューム)という単位を使います。この単位は、1リットルの水に、何リットルの炭酸ガスが溶けているかを表しています。
ペプシストロングが5.0GVくらいなので、現在、強炭酸と呼ばれる商品は4.0~5.5GVくらいのものが多いです。
「人口炭酸水」はGVの値をかなり高くすることが可能です。では、この炭酸の強弱でどのような印象の違いがあるのでしょうか?
強炭酸の場合
刺激の強いハイボールが出来上がります。
刺激的なのど越しで、爽快感が欲しい時にピッタリ。「飲んでやったぜ」という満足度が高いのも、特徴のひとつ。グラスもジョッキなどを使うと精神的充足感が大きいです。
しかし、5GVを超える強炭酸は香りの繊細なウイスキーの風味をかき消してしまいます。
微炭酸(弱炭酸)の場合
繊細な発泡で、ソフトな口当たりのハイボールが出来上がります。
弱炭酸はウイスキーそのものの味わいを崩さないので、価値ある一杯を静かにいただきたい時によいでしょう。
グラスもリムの薄いものでゆったりと楽しむのが吉。
ミネラル、硬度によるハイボールの変化
次に大切なポイントは「水の硬度」です。
「水の硬度」とは、水に含まれるミネラル分を示す値です。
水には主にカルシウムイオンとマグネシウムイオンが含まれていて、水1,000ml中に溶けているカルシウムとマグネシウムの量を表わした数値が「硬度」です。
以下のように数値で硬度の呼び名が変わります。ちなみに、日本の水道水は硬度60~70程度です。
軟水 | 0度~60度 |
中硬水 | 60度~120度 |
硬水 | 120度~180度 |
非常に硬水 | 180度以上 |
硬水の場合
すっきりとした仕上がりでアイラ系、アイランズ系と合わせると個性を際立たせる印象です。
ややピーティなブレンデッドスコッチなどにもおすすめです。
しかし、硬度500度を超えてくるとミネラル分のクセを強く感じ、特有のボリューム感が顔を出します。
軟水の場合
優しくまろやかな口当たりで飲みやすく、風味を損ねないのが特徴です。
日本茶や紅茶、コーヒーや味噌汁などにも使われるほど素材の風味を引き出します。
特にジャパニーズウイスキーには軟水が向いているとされます。
ハイボールにおすすめの最強炭酸水まとめ
基本的には
軟水の炭酸水
を選べば間違いはないとわかりました。炭酸の強度は飲む銘柄や好みによって使い分けるべきでしょう。
あとは自宅で飲む場合は
飲み切れる量であること
も重要です。
何度も試しましたが、どんなに密封していても一日経つと炭酸は徐々に抜け、弱まります。
ペットボトルや瓶のものを購入する際は、一度に飲み切れる量であることも大事な指標になりますね(ソーダストリームなどは追い炭酸ができるので関係ないですが)。
なお、今回の実験では甘味やフレーバーがついていないプレーンな炭酸水を利用し、10数種類の炭酸水を使い代表的なハイボールを作ってみました。
角やデュワーズ、バランタインをはじめ、タリスカー、ラフロイグ、グレングラント、ベンロマックなどでもハイボールを作ってみましたが、意外にも硬度180を超える炭酸水でも銘柄によっては美味しく飲めるものもありました。
軟水だけが良いというわけではなく、銘柄によっては使い分けるのも大切です。スモーキーなタリスカーやアードベッグ、レダイグなどは100度程度の硬水でもおいしいです。
ただし、硬度500度を超えてくるとどんな銘柄でハイボールを作ってもアウトです。ゲロルシュタイナーは絶対ダメです(笑)膨満感がすごくて、飲めたものじゃないです(笑)
以上、渾身のハイボール用炭酸水選びの記事でした。
さぁ、今夜も美味しいハイボールを飲みましょう!
最後にひとつ炭酸小話を….
BARではよくウィルキンソンタンサンの瓶が使われています。
みなさんは、ウィルキンソンが日本ブランドだってこと、ご存知でしたでしょうか。
日本の兵庫に住んでいたイギリス人、クリフォード・ウィルキンソンさんが狩りに出かけてる途中に、天然の炭酸鉱泉を発見。この鉱泉水が飲料として使えるとのことで「仁王印ウォーター」として1890年に販売開始したのがきっかけです。その後ウヰルキンソン・タンサンとしてブランド名を改名して販売されます。
もともと、世界では炭酸水のことを「ソーダ」と呼んでいましたが、「ウィルキンソンタンサン」の商品名が広く知られるようになり、「タンサン」がソーダ水を示す一般名詞のように使われるようになったといいます。
ちなみに「TANSAN」はウィルキンソンが商標登録しているので他の製品に使うことはできないそうですよ。
おいしいハイボールセットをつくったよ!
ではでは最後に、ハイボールにするととてもおいしいウイスキーセットのご紹介です。
産地・原料・製法による味の違いが分かりやすい、それぞれキャラクターの異なる美味しいウイスキーをセレクトしました。
ハイボールおすすめセット 30ml~100ml
シトラスやオレンジの酸味がおいしい「 ザ グレンリベット ファウンダーズリザーブ」
ピリッとドライな味わいが魅力の「ブレットバーボン」。
ヘビーピートハイボール、この旨さは飲まなきゃわからないアイラ島のキング「ラフロイグセレクト」。
ハイボールにしておいしい素敵ラインナップです。
ギフトボックスやメッセージカードもつけれます。
みなさん、美味しいハイボール飲んでますか?BARRELオーツカです。
今やコンビニやスーパーマーケットをはじめ、通販などでもたくさんの炭酸水が売られています。そのまま飲んでも爽快でおいしい炭酸水ですが、ハイボールに適した炭酸水というのはあるのでしょうか?
今回の記事はハイボール用の最強のソーダを求め、調査をしていきます。