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厚岸蒸溜所、富良野熟成のウイスキー原酒を2025年度中に製品化へ

厚岸蒸溜所、富良野熟成のウイスキー原酒を2025年度中に製品化へ

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堅展実業株式会社が運営する厚岸蒸溜所は、2021年8月より北海道富良野地区で試験熟成を行っていたウイスキー原酒を、2025年度中に製品化を予定していることを発表しました。

さらに、富良野地区における新蒸溜所「富良野蒸溜所」の建設計画も進行中で、最短で2027年度の操業開始を目指しています。

富良野での熟成原酒が製品化のレベルに到達

厚岸蒸溜所では、ウイスキー製造に適した環境を求め、北海道各地で熟成試験を実施してきました。

富良野地区では、2021年8月から試験的にウイスキー原酒の熟成を開始し、現在86樽(約24,600リットル)が貯蔵されています。

使用されている樽はバーボン樽、シェリー樽、北海道産ミズナラ樽、ワイン樽など多岐にわたり、異なる熟成環境での風味の変化が期待されています。

これまでの熟成経過を分析した結果、試験熟成中の原酒は十分な品質に達していると判断され、2025年度中に厚岸蒸溜/富良野熟成の製品としてリリースされる予定です。

さらに富良野蒸溜所の建設計画、新たな候補地を確保

厚岸蒸溜所は、富良野地区でのウイスキー蒸溜所建設を以前から検討していました。富良野は原料となる大麦の産地のひとつでもあります。

しかし、当初予定していた土地での計画は諸事情により断念。2024年から新たな候補地を探索しており、その結果、理想的な立地条件を満たす新たな土地が見つかったとのこと。

新蒸溜所は、北海道の気候を活かした独自のウイスキー造りを実現するため、従来の計画を見直しながら進められています。

最短で2027年度の操業開始を目指し、今後詳細な設計や設備の導入に向けた準備が本格化する見込みです。

「富良野蒸溜所」商標登録済み、新製品にも冠する予定

富良野地区に建設予定の蒸溜所は「富良野蒸溜所」と命名され、商標登録を完了しています。

2025年度に発売予定の厚岸蒸溜/富良野熟成のウイスキーには、「富良野蒸溜所」の商標を冠し、「for discussion」という注釈を添えてリリースする予定です。

この製品を通じて、厚岸と富良野の熟成環境の違いを楽しむ機会を提供するとともに、新蒸溜所の可能性についてウイスキー愛好家の間で議論を深めてもらいたいと考えています。

厚岸蒸溜所のこれまでの歩み

厚岸蒸溜所は、2016年に北海道で約80年ぶりとなるウイスキー蒸溜所として誕生しました。その背景には、代表取締役・樋田恵一氏が、アイラモルトの名門「アードベッグ 17年」との出会いをきっかけにウイスキーの奥深さに魅了されたことがあります。

厚岸町は、ウイスキー製造に適した冷涼で湿潤な気候、泥炭層を通った仕込み水など、理想的な環境を備えており、スコットランドの伝統的な製法を継承しながら、日本ならではのウイスキー造りに取り組んでいます。

今後の展望

2025年度には、厚岸蒸溜/富良野熟成のウイスキーが市場に登場し、2027年度には富良野蒸溜所の操業開始を目指すなど、堅展実業のウイスキー事業はさらなる発展を遂げる見込みです。

厚岸と富良野という異なる環境で熟成されたウイスキーがどのような個性を持つのか、また、今後の富良野蒸溜所の計画がどのように進展するのか、引き続き注目が集まります。




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