スコットランドの名門ウイスキー、グレンモーレンジィ(Glenmorangie)が、ハリウッドのレジェンド「ハリソン・フォード」を起用した新たなグローバルキャンペーン「Once Upon a Time in Scotland(ワンス・アポン・ア・タイム・イン・スコットランド)」を発表しました。
映画『スター・ウォーズ』や『インディ・ジョーンズ』シリーズで世界的な人気を誇るハリソン・フォード。
スコットランドの美しい風景と伝統的なウイスキー造りを巡るこの作品は、ただのCMではなく、ユーモアと温かみを織り交ぜたエピソード形式のショートフィルムシリーズとして展開されます。
監督は俳優兼映画監督のジョエル・エドガートン。
彼のユーモアと映像美が融合し、グレンモーレンジィの世界観を新しい形で伝えるこのキャンペーンの詳細を見ていきましょう。
ハリソン・フォード、グレンモーレンジィの故郷へ
「Once Upon a Time in Scotland」は、ハリソン・フォードがスコットランドのグレンモーレンジィ蒸溜所を訪れ、ウイスキー造りの奥深さやスコットランド文化を体験するというストーリー。
フォードは、スコットランド訛りの英語に悪戦苦闘し、伝統的なキルトの着こなしを学び、地元の人々とウイスキーを酌み交わすなど、ウイスキーの本場ならではの”リアルなスコットランド体験”を味わいます。
映像の舞台となるのは、グレンモーレンジィが180年以上の歴史を持つハイランド地方テイン(Tain)の蒸溜所。さらに、19世紀の名城アードロス城(Ardross Castle)や、神秘的なロッホ・グラス(Loch Glass)の風景が映し出され、壮大なスコットランドの自然がこの企画に深みを与えています。
フォードは撮影について、次のように語っています。
「グレンモーレンジィ蒸溜所のチームとの撮影は本当に楽しかった。すべてが予定調和ではなく、予期せぬ喜びに満ちていたんだ。グレンモーレンジィのセンスが素晴らしいのは、完全にフォーマルにならず、ユーモアを交えてくれたことだと思う。」
伝統×遊び心の絶妙なバランス
このキャンペーンは、スコッチウイスキーの伝統をリスペクトしつつも、格式張らないカジュアルな魅力を伝えるユニークなアプローチが取られています。
グレンモーレンジィのCEO、キャスパー・マクレーは次のようにコメント。
「ハリソン・フォードは世界的なアイコンであり、本物のウイスキー愛好家でもあります。彼が持つ長年の経験とユーモアが、私たちの蒸溜所の職人技と見事に共鳴しました。」
フォードが持つ“洗練された大人の遊び心”とグレンモーレンジィの”ラグジュアリーなウイスキー”というブランドイメージが絶妙にマッチし、伝統と革新のバランスが取れた作品になっています。
監督を務めたジョエル・エドガートンも、スコッチウイスキー業界に対する新たなアプローチを楽しんだと語っています。
「ウイスキーの広告は伝統的なフォーマットに従うものが多いけれど、ちょっとしたひねりを加え、ユーモアと遊び心を取り入れることで、より印象的なものにできる。スコッチウイスキー業界の真面目な雰囲気を少し崩してみたんだ。」
12本のエピソードと特別映像を順次公開
「Once Upon a Time in Scotland」は、全12本のエピソードから構成され、それぞれが異なるスコットランド文化やウイスキーの魅力を描きます。
第1弾エピソードの見どころ
- フォードがスコットランドの言語アクセントに苦戦
- “理想のウイスキーライフ”を求めて、スコットランドへ飛ぶ
- 本物のグレンモーレンジィ蒸溜所スタッフと交流
- ストリートブランド「Palace」がデザインしたキルト姿を披露
- ウイスキーを片手に、スコットランドの壮大な風景を楽しむ
特別映像では、フォードが”ウイスキー愛”を語るシーンや、実際の蒸溜所チームが初めての演技に挑戦する様子も収録されています。
本編は、2025年1月28日よりグローバル公開され、オンライン動画、TV広告、SNSなど多様なメディアで順次展開予定。さらに、限定イベントや特別コンテンツも用意されているとのことです。
もちろんグレンモーレンジィの人気商品も登場
このキャンペーンでは、グレンモーレンジィのフラッグシップウイスキーも大きくフィーチャーされています。
グレンモーレンジィ オリジナル 12年
華やかでフルーティーな味わいが特徴の定番シングルモルト。
グレンモーレンジィ インフィニタ 18年
よりリッチで熟成感のある高級シングルモルト。
などが登場。
フォードがこれらのウイスキーを楽しむシーンもあるので、ぜひ見つけてみてね。
スコットランドとウイスキーの魅力を再発見
「Once Upon a Time in Scotland」は、スコッチウイスキーの伝統を尊重しながら、ユニークな視点でその魅力を伝えるプロジェクトです。
ハリソン・フォードの持つユーモアと、グレンモーレンジィの革新性が融合し、単なる広告ではなく、スコッチウイスキーの文化そのものを楽しめる映像作品となっています。
クラシックなスコッチの世界観に”ちょっとした遊び心”を加えた、まさにグレンモーレンジィらしいプロモーション。この新たな取り組みが、ウイスキーの新たな楽しみ方を広げてくれることでしょう。
「Once Upon a Time in Scotland」の最新エピソードは、公式サイト(glenmorangie.com)やYouTubeで視聴可能。この壮大な旅の続きを、ぜひチェックしてみてください!