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ハイランドパークも56年熟成の最古ウイスキーを発表

ハイランドパークも56年熟成の最古ウイスキーを発表

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各社プレミアム化が止まりません。

スコットランド・オークニー諸島に位置する蒸溜所、ハイランドパークがその歴史の中で最古となるウイスキー「ハイランドパーク 56年」を発表しました。

この特別なウイスキーは、英国最古のストーンサークル「ストーンズ・オブ・ステネス」にインスパイアされ、わずか170本のみのリリース。

価格は驚異の50,000ドル(約660万円)。グレンリベットに続き、このリリースは、ウイスキー業界におけるプレミアム市場の拡大を象徴するものと言えるでしょう。

1968年ヴィンテージ「56年」の奇跡

このウイスキーは、1968年に樽詰めされた特別な10個のリフィル樽からスタートしました。

2008年、マスターモルトメーカーのゴードン・モーション氏によって選び抜かれたこれらの樽は、その後、5つの新しいファーストフィル樽に移され、さらなる熟成が進められました。

モーション氏は、「ハイランドパーク 56年」の熟成を次のように表現しています。

「このウイスキーの歴史を語るなら、樹木を例に取るのが最適です。多くの細い根が全体を支え、主要な根が幹を固定するように、1968年の10樽がこのウイスキーの基盤となりました。これらの樽が一緒に熟成を重ね、それぞれ異なる方向へ枝分かれするように、個性的な味わいを生み出していったのです。」

味わいの特徴 – 時を超えた複雑さ

「ハイランドパーク 56年」は、長期熟成にもかかわらず、オークニー特有のヘザー・ピート(ヒースの泥炭)由来の甘いスモーキーさを保ち続けています。

  • 香り: ジャスミンやライラックの花の香り、干しぶどう、ハチミツ、そして微かなピートスモーク。
  • 味わい: セビリアオレンジの皮、コリアンダーシード、ハーブティーのニュアンスが複雑に絡み合う。
  • 余韻: ウッディなスパイス、ハチミツ、ヒース、そしてリッチなピートスモーク。

長い熟成の中で、通常ならスモークフレーバーが弱くなるところを、オークニーの独特なピートがこのウイスキー奇跡的な厚みをもたらしているとのこと。

デザイン – 古代と現代の融合

「ハイランドパーク 56年」のボトルとケースは、ストーンズ・オブ・ステネスにインスパイアされています。ガラスデザイナーのマイケル・ルダック氏と木工職人のジョン・ガルビン氏が手がけたこれらは、古代のストーンサークルを思わせるような有機的なデザインで仕上げられています。

「ストーンサークルは、自然と調和しながらも、力強さと人間の手による繊細さを同時に表現しています。これが今回のデザインコンセプトそのものです。」(マイケル・ルダック氏)

木材とガラス、そしてウイスキーそのものが織り成すコントラストは、この特別なリリースのために設計されたもので、ハイランドパークの新たなプレミアムライン戦略を強く印象づけています。

限定170本 – 入手方法と価格

「ハイランドパーク 56年」は、2025年1月22日より一部の専門小売店で販売されます。価格は50,000ドル(約660万円)。

オーツカ
もう高いのか安いのかわからなくなってきた。。。。ハイパ好きだけど、どうなんでしょうねぇ。

その希少性から、コレクターや投資家の間で注目を集める可能性はありますね。

プレミアム市場へのシフト

近年、スコッチウイスキー業界では超高齢熟成や限定リリースによる「プレミアム化」が進んでいます。ハイランドパークは、この流れを汲みながらも、独自のストーリーテリングを駆使して他との差別化を図っています。

ゴードン・モーション氏は次のように述べています。

「年数だけでは十分ではありません。必要なのは、そのウイスキーに込められた物語や購入者との繋がりです。ハイランドパークはその点で特別な地位を築いています。」

ハイランドパーク 56年は、オークニーの自然、5,400年前のストーンサークル、そして56年という長い年月が一体となって生み出された芸術作品です。このウイスキーは、ハイランドパークのブランドとしてのアイデンティティを再確認させると同時に、スコッチウイスキー業界の未来に新たな基準を提示する一品と言えるでしょう。




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