世界的な音楽アイコン、ボブ・ディランが共同創設したウイスキーブランド「ヘブンズ・ドア（Heaven’s Door）」が、新たな限定商品「ブートレッグ・シリーズ Vol.6（Bootleg Volume VI）」を発表しました。
このウイスキーは12年、13年、14年熟成のアメリカン・ウィーテッド・バーボンをブレンドし、特別なリムーザン産のシガーバレルで後熟成されています。
リムーザン産シガーバレルの魅力
「シガーバレル」とは、その細長い形状から名付けられた特殊な樽で、ウイスキーと木材の接触面積が通常の樽よりも多く、より豊かな風味を引き出すのが特徴です。
使用されるリムーザンオークはタンニンや糖分のバランスが独特で、スパイス、ドライフルーツ、トーストしたオークのニュアンスを与えます。
ヘブンズ・ドアのリードブレンダー、アレックス・ムーア氏は、「この特別な樽を選ぶまでに、十数種類の樽で実験を繰り返しました」と語り、この仕上げによってウィーテッド・バーボンの柔らかく甘い特徴と、スパイシーな風味が見事に調和することを強調しています。
ボトルデザインとアートへのこだわり
「ブートレッグ・シリーズ Vol.6」のボトルには、ボブ・ディランが2015年に発表したアート作品「Favela Villa Candido」が描かれています。この絵画は、ブラジルのスラム街「ファヴェーラ」の活気あるコミュニティと、その独特な美しさを表現。セザンヌ風のタッチで、ブラウン、オーカー、グリーン、ブルーが組み合わされた独特の色彩が魅力です。
さらに、ボトルはトーニーオレンジの専用ケースに収められ、ケースにはディランの詩的な引用が刻まれています。まさに視覚と味覚の両面で楽しめる逸品です。
製品概要
- 製品名：ヘブンズ・ドア ブートレッグ・シリーズ Vol.6
- アルコール度数：60.6%
- 内容量：750ml
- 価格：499.99米ドル（約58,000円）
- 特徴：12年、13年、14年熟成のウィーテッド・バーボンをブレンドし、リムーザン産シガーバレルで後熟成。
ヘブンズ・ドア公式ウェブサイトおよび米国内の一部専門店で購入可能です。
ヘブンズ・ドア蒸溜所の未来
ヘブンズ・ドアは2023年に米ケンタッキー州プレジャービルに新たな蒸溜所を開設しました。この施設ではヘブンズ・ドア独自のウイスキー製造技術がさらに進化すると期待されています。
また、2025年にはルイビルにも観光客向けのビジターセンターをオープン予定で、ブランドの魅力を体験できる場が広がります。
日本での展開と人気
ヘブンズ・ドアのウイスキーは日本国内でも取り扱われており、特に輸入専門店やオンラインショップで注目されています。
スムースで飲みやすい風味はバーボン党にも高く評価されています。
なによりボトルがおしゃれなんですよね。
