スコットランドのハイランド地方にあるグレンモーレンジィ蒸溜所が、人気の「ア テイル オブ(A Tale Of)」シリーズに新たな一作を準備中。その名も 「A Tale Of Spices(スパイス物語)」。
多彩なスパイスが交じり合う市場の香りや雰囲気にインスパイアされたというこのウイスキーは、4種類の樽仕上げを融合し、多彩なフレーバーのモザイクを作り上げています。
4つの樽仕上げが織りなす複雑な味わい
「A Tale Of Spices」は以下の4種類の樽を使用して熟成されています:
- モロッコ産赤ワイン樽
- 新しいチャードオーク樽
- ペドロ・ヒメネス(PX)シェリー樽
- 削り直したトースト赤ワイン樽
これらの樽がもたらす香りと味わいはまさにスパイス市場を彷彿とさせます。バラ、ジャスミン、ライラックといった花々の香りが広がり、クミン、サフラン、ナツメグ、ジンジャー、チリ、アニスなどのエキゾチックなスパイスが複雑さを加えます。さらに、砂糖でコーティングされたアーモンドやユーカリの爽やかな甘みがバランスを取り、クローブとペパーミントの余韻が印象的に残ります。
スペックとシリーズの魅力
アルコール度数は46%。
いつもどおりの適度な度数で、樽由来の豊かなフレーバーが存分に楽しめます。
グレンモーレンジィの「A Tale Of」シリーズは、これまでも個性的なリリースで注目を集めてきました。たとえば、ミズナラ樽を使用した「A Tale Of Tokyo」や、森林植物を大麦と共に焼き上げた「A Tale Of The Forest」など、各リリースが独自のテーマを持っています。
発売時期はまだ未定ですが、日本でも発売されそうですね。