世界的に知られるスコッチウイスキーブランド「ジョニーウォーカー」が、52年熟成のブレンデッドウイスキーを発表しました。
超がつくほどの熟成品。この限定リリースは、世界で200本の生産となります。
閉鎖蒸溜所の原酒が使われた希少ブレンド
ジョニーウォーカーのマスターブレンダー、エマ・ウォーカー博士が手がけたこの52年物ブレンデッドウイスキーには、6つのモルトウイスキーと2つのグレーンウイスキーが使用されています。
モルトウイスキーには、グレンユーリー・ロイヤル、グレンロッキー、グレンアルビン、そして再稼働したブローラといった閉鎖蒸溜所の原酒が使われています。
他にも、現存する蒸留所としてブレア・アソールとダルウィニーも入っているとのこと。
グレーンの閉鎖蒸溜所としては、カンバス(1993年閉鎖)とカースブリッジ(1983年閉鎖)が含まれているようですね。
香りと味わい
それぞれの蒸溜所の液体がもたらす豊かな味わいが、このウイスキーを唯一無二のものにしています。
グレーンウイスキー(カンバス、カースブリッジ)
- 濃厚なバニラ、バタースコッチ、スパイスの風味
- 茶葉やメンソールのニュアンス
モルトウイスキー(閉鎖蒸溜所)
- フルーティーな香り、カカオ、塩漬け肉、複雑なスモーク
現存蒸溜所(ブレア・アソール、ダルウィニー)
- レーズンやオレンジピールの果実味
- トロピカルフルーツの甘みと塩味の絶妙なバランス
ボトルデザインと購入方法
ボトルはエレガントなプレゼンテーションボックスに収められ、シリアルナンバーが振られています。
スコットランドの伝統とモダンデザインが融合した外観が印象的なこの52年物ウイスキーは、1本23,500ポンド(約380万円)で販売され、ディアジオのプライベートクライアントチームや厳選された高級小売店を通じて購入可能です。
エマ・ウォーカー博士コメント
ジョニーウォーカーは、1820年の創業以来、スコッチウイスキーの象徴的存在として進化を続けています。
この最新リリースについて、エマ・ウォーカー博士は次のように語っています:
「52年という時がウイスキーにもたらすのは、ただの熟成ではありません。それは巨匠たちが培った経験と知識の集大成です。このウイスキーは創業者たちの功績を称えるとともに、ブレンディング技術の真髄を示すものです。」
ジョニーウォーカーの未来に期待
先月には「ジョニーウォーカー ブルーラベル 旧正月限定版 蛇年ボトル」が発表されるなど、ブランドは歴史と革新を融合させた高品質なウイスキーを次々とリリースしています。
この52年物のリリースも、今後のジョニーウォーカーのさらなる飛躍に拍車をかけることになりそうですね。