シーバスリーガル18年とシーバスリーガル18年ミズナラカスクフィニッシュが、新たなパッケージデザインで日本市場に登場しました。
2024年10月より新デザインのボトル、11月からは個装箱入りの出荷が開始されています。
この刷新により、伝統を継承しながらも次世代へ向けたモダンでプレミアムな印象を強調しています。
シーバスリーガル18年の新ボトル特徴
新デザインは背の高いスリムなボトル形状が特徴で、正面ラベルやストッパーには高級感が際立つディテールが施されています。
また、ミズナラカスクフィニッシュのパッケージには、日本の伝統を象徴する青翠色とゴールドの対比が取り入れられ、視覚的な魅力が一層高まっています。
特に日本市場限定のミズナラカスクフィニッシュは、希少なミズナラ樽でフィニッシュしたウイスキーとして日本のクラフトマンシップを体現しています。
『シーバスリーガル 18年』
[商品概要]
商品名: シーバスリーガル 18年
リニューアル時期: ボトルのみ:2024年10月21日(月)より出荷開始、個装箱入り:2024年11月1日(金)より出荷開始
価格: オープン価格 /参考小売価格:¥11,314 (税込)
容量: 700ml
アルコール度数:40度
[新パッケージデザインについて]
デザインのコンセプトは、モダン&プレミアム。一目でそれと分かる「シーバスリーガル」のアイデンティティを残しながらも、現代的な感性でデザインを洗練させ、品質にふさわしい特別なオーラをまとわせました。ともすれば過剰に感じられてしまう重厚さや権威的な要素を削ぎ落とし、ボトル形状や細部に至るまで磨き上げられたパッケージは、「シーバスリーガル18年」の本質的な価値と新たな魅力を物語ります。
[テイスティングノート]
香り: ドライフルーツ、スパイス、そしてバタートフィーのアロマが幾重にも重なる。
味わい:ベルベッドのように滑らかで芳醇。ダークチョコレートとエレガントな花のフレーバー に優しく甘い薫香が加わる。
フィニッシュ: 驚くほどに、どこまでも長く続く、まろやかなフィニッシュ。
シーバスリーガル18年 ミズナラ カスク フィニッシュ
商品名: シーバスリーガル18年 ミズナラ カスク フィニッシュ
リニューアル時期:2024年11月下旬より新パッケージへ順次移行
価格:オープン価格 /参考小売価格:¥12,463(税込)
容量:700ml
アルコール度数:43度
[新パッケージデザインについて]
ミズナラの持つ生命力と歳月を想起される青翠色とゴールドの荘厳なコントラストが一際目を引くパッケージデザイン。技巧の象徴である青海波を、繊細かつ大胆に表現しています。日本とスコットランドの伝統と革新が見事に調和した紋様と色使いで独特のオーラを放ち、よりモダンでプレミアムな装いに生まれ変わります。
[テイスティングノート]
香り: はちみつ、熟した赤リンゴ、バニラ、シナモンを思わせる甘く豊かなアロマに、花の ような香りが漂う。
味わい: 甘い杏子ジャムとダークチョコレートのかかったジンジャービスケットを感じさせる贅 沢な味わいが、クローブとクリーミーなトフィーのほのかな風味とともに広がる。
フィニッシュ:長く続く、甘美でスパイス香のある余韻。
新作「シーバスリーガル エクストラ スモーキー カスク セレクション」の登場
一方、海外市場ではシーバスリーガル エクストラ スモーキー カスク セレクションが発表されました。
ピーテッドウイスキーを熟成していた樽で仕上げられ、シーバスリーガルならではのスムースなブレンドにスモーキーな特徴を際立たせた仕上がりとなっています。
香ばしいリンゴやローストした栗、キャラメル、焚き火の煙といった風味が楽しめるこのウイスキーは、トルコ市場での先行発売を経て、順次グローバル展開される予定。
パッケージデザインもスモーキーな印象を反映したチャコールカラーが採用され、現代的な雰囲気を持っています。
マスターブレンダーのサンディ・ハイスロップ氏は、「現代のウイスキー愛好家に向けて品質とイノベーションを追求する」と語り、この新商品の持つ「エクストラな風味」が新たな楽しみを提供すると語りました。
ペルノ・リカール、プレミアム市場への注力を強化
ペルノ・リカールは、2025年以降プレミアムスピリッツに注力する戦略を明確にしました。
ロンドンのトラファルガー広場で行われたクリスマスイベントでは、シグネチャーカクテルや高級スピリッツの展示が行われ、同社の方向性が示されました。
このイベントでは、ロイヤルサルートを使った「ザ・クラウンサワー」や、ジェムソン ブラックバレルを使用した「ジンジャーブレッドウイスキーサワー」などのカクテルが披露され、プレミアム商品の多様性が強調されました。
さらに、ゴールドスミスのジョナサン・ラクシャ氏とコラボレーションしたハバナクラブ ラムの限定ボトルなど、ラグジュアリーの要素が随所に見られました。
2024年7月から9月の第1四半期では、ペルノ・リカール全体の売上は前年同期比で5.9%減少しましたが、プレミアムセグメントは堅調な需要を維持。こうした状況下、プレミアム市場の拡大が同社にとって成長の鍵となっています。
プレミアム戦略で未来を拓く
日本国内でのデザイン刷新、新商品のグローバル展開、そしてプレミアム市場へのシフト。
シーバスリーガルとペルノ・リカールの戦略は、伝統を守りながらも現代の消費者ニーズに応えるものです。
これらの動きは、スコッチウイスキー市場におけるさらなる革新と挑戦の象徴と言えるでしょう。