アサヒビール株式会社は、アイリッシュウイスキー「ブッシュミルズ」の新たな高価格帯ラインアップとして、『ブッシュミルズ シングルモルト25年』と『ブッシュミルズ シングルモルト30年』を10月16日から飲食店向けに数量限定で発売します。
ブッシュミルズは、アイリッシュウイスキーならではの伝統的な「3回蒸溜」によって生まれる、スムースでありながらも豊かなモルトの味わいが特徴です。
ブッシュミルズ シングルモルト25年
長期熟成による果実味とスパイスのハーモニー
『ブッシュミルズ シングルモルト25年』は、ノンピート麦芽100%のモルト原酒を使用し、最初にバーボン樽とシェリー樽で約6年間熟成。その後、ルビーポート樽でさらに21年の長期熟成を重ねています。
この手間をかけた熟成プロセスにより、ブラックベリーやチェリーといった濃厚な果実の香りに加え、ほのかなスパイスが香り立ちます。味わいはアーモンドのような甘みから始まり、キャラメリゼされたチェリーやプラム、ブラックベリーの甘みと酸味がバランスよく調和しています。
参考価格は13万4,200円(税込)、容量は700ml、アルコール度数は40%です。
ブッシュミルズ シングルモルト30年
深みのあるシェリー由来の甘美な香り
今回のラインアップで最も注目されている『ブッシュミルズ シングルモルト30年』は、バーボン樽とシェリー樽で14年熟成させた後、ペドロヒメネス樽で16年間熟成されています。
この樽の使い分けによって、ドライフルーツの香りにシェリー由来の甘美でユニークな香りが加わり、非常に複雑でなめらかな口当たりが特徴です。
デーツや干しブドウ、イチジクといった豊かな甘みが口中に広がり、長い余韻を楽しむことができます。
こちらの参考価格は31万3,500円(税込)、同じく700ml、アルコール度数は40%となっています。
世界で人気急上昇中のアイリッシュウイスキー
アイリッシュウイスキーは、スコッチやバーボンと並ぶ世界5大ウイスキーのひとつで、その軽やかで親しみやすい味わいから、近年世界的に人気が高まっています。
2023年のアイリッシュウイスキー市場は2014年と比べ約2倍に成長しており、日本国内でも前年比187%と急速に拡大中です。低価格帯のバスカーなども売れ行きを伸ばしていますね。
アサヒビールは2015年から「ブッシュミルズ」ブランドの取り扱いを開始し、スタンダードな『ブッシュミルズ』や『ブラックブッシュ』を含む6種類を展開。2023年の販売箱数は前年比148%、1〜9月では前年比341%という好調な売れ行きを記録しています。
今回の25年・30年のリリースは、オーセンティックバーやホテルバーといった高級飲食店向けに展開され、アイリッシュウイスキーのさらなる魅力を広めると同時に、ウイスキー市場の活性化を目指しています。