アイラ島の名門蒸溜所ラフロイグは、新たな限定シングルモルトシリーズ「ストロングキャラクターズ」を発表しました。
このシリーズは、ラフロイグの歴史を築いてきた重要な人物たちに敬意を表して作られたもので、その第一弾は蒸留所の共同設立者であるドナルド・ジョンストンに捧げられています。
第一弾リリースは、ドナルド・ジョンストンへの敬意
1815年に兄アレクサンダーと共にラフロイグ蒸溜所を設立したドナルド・ジョンストンが、シリーズ第一弾で取り上げられます。
この限定ボトルのパッケージは、アーティストのビル・ブラッグ氏によって描かれたドナルドのイラストで飾られています。ビル氏は、シリーズ全体のイラストを担当する予定です。
今回のウイスキーは、アメリカンオーク樽とヨーロピアンオークのシェリーホグスヘッドでの33年熟成品。
ラフロイグは、このウイスキーが「ファッジ、ヘザーハニー、サワードウパン、シー・スプレー、ピートスモーク」の香りを持ち、シェリー樽由来のフルーツケーキとスパイスの風味が感じられると述べています。
ストリングキャラクターズシリーズについて
ラフロイグのグローバルブランドアンバサダー、テディ・ジョセフ氏は、「ウイスキー愛好家の間では、風味だけでなく、その背景にあるストーリーへの関心が高まっています。
ラフロイグには豊かな歴史があり、新シリーズ『ストロングキャラクターズ』を通じて、そのストーリーを深く探求する機会を提供します」とコメントしています。
また、アーティストのビル・ブラッグ氏も「ラフロイグの特徴である力強いピート感とエレガンスの融合を、白黒のイラストで表現しました。ドナルドの物語は非常にドラマチックで、彼のクラフトに捧げた人生を描くのにふさわしい」と語っています。
ドナルド・ジョンストンの物語
1836年に兄からラフロイグの権利を買い取ったドナルドは、1847年に蒸留所のタンクに落ちて命を落としました。この新リリースには、彼のストーリーを詳述したブックレットも付属し、ラフロイグの歴史を深く掘り下げる内容となっています。
今後の展望
ラフロイグは、今年初めに「エレメンツ 2.0」をリリースし、発酵がウイスキーに与える影響を探求するシリーズを展開しました。今回の「ストロングキャラクターズ」シリーズも同様に、ブランドの歴史やクラフトマンシップを讃えるユニークな取り組みとなっています。
「ラフロイグ ストロングキャラクターズ」(43.8% ABV、参考価格 £960)は、10月6日から「ザ・ウイスキーショップ」で、10月8日から一部小売店で販売開始される予定です。