今もなお一定の人気を博している、「ジャックダニエル&コカ・コーラ」ですが、このたび米国でジャックダニエルとコカ・コーラが新しい限定版RTD(レディ・トゥ・ドリンク)のリリースを発表しました。
その名も「Jack & Coca-Cola Cherry(ジャックアンドコカ・コーラチェリー)」。
ジャックダニエルのテネシーウイスキーとコカ・コーラチェリーの組み合わせです。
アルコール度数は7%で、アメリカ全土で発売されます。
ジャックダニエルのRTDブランドディレクターであるメアリー・ベス・オマラ氏は、「私たちは新しいアイデアを大切にしてきました。この缶カクテルは、ジャックダニエルのテネシーウイスキーとコカ・コーラチェリーの味わいをうまく組み合わせたものです。甘さと力強さのバランスが絶妙で、これからの季節にぴったりの一品です。」とコメントしています。
ジャックアンドコカ・コーラチェリーの商品概要
「Jack & Coca-Cola Cherry」は4缶パックが13ドル(約1,900円)、1缶が3.50ドル(約510円)で販売。
日本ではもう少し安くなりそうですね。
この新商品は、すでに展開されている「Jack Daniel’s & Coca-Cola」や「Jack Daniel’s & Coca-Cola Zero Sugar(ゼロシュガー)」、「Jack & Ginger Ale(ジンジャーエール)」、「Jack Honey & Lemonade(ハニーアンドレモネード)」といったシリーズに仲間入りします。
ジャックダニエルとコカ・コーラのコラボレーションの売り上げ
ジャックダニエルとコカ・コーラのコラボレーションは、2022年6月から始まり、2023年にはジャックダニエルのオーナーであるブラウン・フォーマンが157万ケース(9リットル換算)を販売しました。ジャックダニエルは以前にも「Jack and Cola」を発売していましたが、昨年は29.1%の減少となり、740万ケースから530万ケースに落ち込んでいました。
今年の3月、ジャックダニエルは「ジャック アンド ジンジャーエール(Jack and Ginger Ale)」のRTDを発売しました。しかし、この商品には、コカ・コーラとのような公式なコラボレーションのロゴやデザインが含まれていませんでした。
※ここで重要なのは、アメリカの「ディスティルドスピリッツ協会」が定める基準です。この基準では、アルコール飲料と既存のノンアルコールブランドが「安全にリンク」されている必要があるとされています。つまり、ジャック アンド ジンジャーエールは、公式のコラボではないけれども、既存のノンアルコールブランド(ジンジャーエール)を使った商品であり、その基準に従って作られた安全な商品ということです。
新たな市場への展開
ジャックダニエルの缶カクテルシリーズは、アメリカ以外の市場にも進出しています。最近ではチリやブラジルでの発売が成功し、これらの国々でRTDの人気が高まっています。
日本での発売について
現時点では、「Jack & Coca-Cola Cherry」の日本での発売は発表されていません。
しかし、過去の海外商品が日本市場に投入されてきたことを考えると、この新商品も日本で登場する可能性があります。ジャックダニエルとコカ・コーラの新しいコラボレーションが、日本のウイスキー愛好家にどのように受け入れられるか、今後の動向が楽しみです。