ボウモア蒸溜所が新たに2つのコレクション、合計8種類のウイスキーを発表しました。
この新コレクションの発表に合わせ、ボトルデザインも一新するとのこと。
ボウモア シェリーオークコレクション
シェリーオークコレクションは、ヨーロッパ産シェリー樽を使用し、ウイスキーに深みとより複雑な風味を纏わせたシリーズ。
新たにコアレンジに加わったこのシリーズは、各ウイスキーが異なる個性を持っています。
ボウモア 12年 シェリーオークカスク
アルコール度数: 40%
特徴: 甘いスパイスとナッツの風味が際立ち、シェリー樽由来の果実味とウッディなニュアンスにスモーキーな香りが融合しています。バランスの取れた味わいが魅力。
希望小売価格: £59.00(約10,000円)
ボウモア 15年 シェリーオークカスク
アルコール度数: 43%
特徴: ファーストフィルのオロロソシェリー樽で熟成され、ウイスキーに甘さとフルーティーさを加えています。豊かなスモークとミネラル感があり、よりウッディで甘みのあるフィニッシュ。
希望小売価格: £116.00(約19,500円)
ボウモア 18年 シェリーオークカスク
アルコール度数: 43%
特徴: オロロソシェリー樽での熟成後、ペドロ・ヒメネス(PX)樽で仕上げることで、明るいフルーツの甘さとスモーキーな香りがバランスよく混ざり合ったウイスキー。
希望小売価格: £198.00(約33,200円)
ボウモア 21年 シェリーオークカスク
アルコール度数: 46.9%
特徴: オロロソとPXシェリー樽で仕上げられたウイスキーで、多層的で複雑な味わいを持ちながらも、全体として調和の取れた仕上がり。
希望小売価格: £405.00(約67,900円)
旅行者向け「ボウモア アペラシオンコレクション」も登場
「ボウモア アペラシオンコレクション」は世界の主要なワイン生産地とコラボレーションしたトラベルリテール限定商品です。
ブルゴーニュのピノ・ノワール樽やドウロ渓谷産ルビーポート樽などでフィニッシュしています。
ボウモア 14年
アルコール度数: 43%
特徴: アメリカンオークの元バーボン樽で熟成後、ボルドーの樽で仕上げ。ベリーや果樹園の果実、スモーキーな香りが特徴。
希望小売価格: $67.00(約9,700円)
ボウモア 16年
アルコール度数: 43%
特徴: アメリカンオークの元バーボン樽とヨーロッパ産シェリー樽で熟成後、ドウロ渓谷産のルビーポート樽で仕上げ。リッチで複雑な味わいと秋の果実の熟した風味。
希望小売価格: $108.00(約15,600円)
ボウモア 19年
アルコール度数: 43%
特徴: アメリカンオークの元バーボン樽で熟成後、ブルゴーニュのピノ・ノワール樽で仕上げ。繊細なスモークと複雑なキャラメルの風味が特徴。
希望小売価格: $200.00(約28,900円)
ボウモア 22年
アルコール度数: 48%
特徴: アメリカンオークの元バーボン樽で熟成後、ソーテルヌ樽で仕上げ。コレクション内で最も古いシングルモルト。
希望小売価格: $500.00(約72,300円)
新たなデザインでブランドの高級感を強調
新ラベルデザインは、ブランドの「表現力豊かで層のあるキャラクター」を表現するため、黒を基調とした背景にモーフィックなラインワークが施されています。
黒はボウモアの象徴的な「ブラックボウモア」へのオマージュであり、その60周年を祝う今年、この色が改めてブランドの遺産としての地位を強調したとのこと。
「ボウモア シェリーオーク」と「アペラシオン」コレクションのリリースは、ボウモアの今後の方針を提示しているようにも見えます。価格が上がらないといいんですが、プレミアム化を進めてくるような気もしますね。
「シェリーオークコレクション」は、9月からロンドン、パリ、トロント、ミュンヘンなど主要都市の特定の小売店で購入可能です。
「アペラシオンコレクション」は10月からチャンギやヒースローなどの主要な免税店および、アイラ島のボウモア蒸溜所で購入可能となります。
黒は「ブラックボウモア」の象徴であり、ブランドの遺産を反映する色とのこと。個人的には、結構イケてると思います。