ロッホローモンド蒸溜所が手がけるシングルブレンデッドウイスキーの新定番、「ロッホローモンド リザーブ」が2024年9月3日に発売されます。
全英オープンゴルフの公式ウイスキーとして名を馳せるロッホローモンド蒸溜所の多彩な技術と豊かな風味が詰まったこの新商品は、これまでのウイスキーファンに加え、手軽に楽しめるウイスキーを求める新しい層にもぴったりです。
ロッホローモンド リザーブの特徴
「ロッホローモンド リザーブ」は、ロッホローモンド蒸溜所で蒸留した、モルトとグレーンを使用しています。
他の蒸溜所の原酒を一切使用しない、いわゆる「シングルブレンデッドウイスキー」ですね。
ロッホローモンド蒸溜所は、ストレートネックスチルとスワンネックスチルという2種類の単式蒸留器を駆使して、さまざまなタイプのモルトウイスキーを造り分けています。さらに、軽やかな小麦を原料としたグレーンウイスキーと、リッチな麦芽100%のグレーンウイスキーをブレンドし、豊かな風味を実現しています。
熟成樽は、敷地内の製樽工場でリチャーを施したアメリカンホワイトオーク樽を使用しています。
フルーティでなめらかな甘味が際立ち、香りは麦芽の豊かなアロマが印象的で、ライトでソフトなフルーツの甘さが穏やかに感じられます。
味わいはシャープなセヴィルオレンジの甘み、クリーミーなモルトのニュアンスが広がり、中盤にはジンジャーの風味が加わり、最後にはみずみずしいフルーツフレーバーと砂糖漬けのニュアンスが楽しめます。
余韻には煮詰めたフルーツとスパイス、ほのかなフローラルの香りが長く続きます。
ロッホローモンド リザーブの位置づけと実力
ロッホローモンド蒸溜所が手掛けるシングルブレンデッドウイスキーの中でも、「リザーブ」は「シグネチャー」に次ぐラインとして位置付けられています。
「シグネチャー」はTWSC2024で最高金賞を受賞し、その品質と風味で高い評価を得ていますが、今回の「リザーブ」はさらに手頃な価格設定で、多くのウイスキーファンにとってアクセスしやすい選択肢となっています。
希望小売価格は2,100円(税別)と、コストパフォーマンスにも優れており、日常的に楽しめる新たな定番として期待されています。
【リザーブとシグネチャーの違いは?】
ロッホローモンド蒸溜所の概要
ロッホローモンド蒸溜所は、スコットランド最大の湖であるローモンド湖の東岸に位置し、ハイランド地方に分類される蒸溜所です。
その歴史は古く、1814年に設立されましたが、現在の場所での蒸溜は1966年から行われています。
ロッホローモンドは、スコットランドでも数少ない複合蒸溜所の一つで、シングルモルト、シングルグレーン、ブレンデッドウイスキーのすべてを自社で製造できる数少ない存在です。蒸溜所内には2種類の単式蒸留器(ストレートネックスチルとスワンネックスチル)と2種類の連続式蒸留器を備えており、この設備の多様性から生まれる多彩な原酒のバリエーションが特徴です。
さらに、蒸溜所内には製樽工場も併設されており、ここでリチャーを施した樽を使用してウイスキーを熟成しています。ロッホローモンドのウイスキーは、その製造プロセスにおける技術的な革新と、長年にわたり受け継がれてきたクラフトマンシップが結実したものであり、スコットランドウイスキーの伝統と現代的な技術の融合を体現しています。
全英オープンゴルフ公式ウイスキーとしての誇り
ロッホローモンド蒸溜所のウイスキーは、全英オープンゴルフトーナメントの公式ウイスキーとしても知られており、その品質とブランド力はゴルフファンにも広く認識されています。全英オープンの会場に特設ブースを設けるなど、積極的なプロモーションを展開し、ゴルフとウイスキーのファンをつなぐ役割を果たしています。「ロッホローモンド リザーブ」は、そうしたブランドの一環として、新たなファン層を広げることが期待されています。
安ウマでいいウイスキーですけどね。