先日、6回目となる『東京ウイスキー&スピリッツコンペティション』(TWSC)でも最高金賞に選ばれたラッセルズリザーブ。
本国では、新たに15年熟成品が限定発売されるようです。
ケンタッキー・バーボン・ホール・オブ・フェイムであり、ワイルドターキーのマスターディスティラーである、エディ・ラッセルと彼のチームによって作られた至高の逸品です。
ラッセルズリザーブ 15年の特徴
ラッセルズリザーブ15年はアルコール度数58.6%。
エクステンデッドエイジングの限界に挑戦するスピリチュアルな後継モデルとして、ラッセルズリザーブ13年スペシャルエディションに続く商品です。
香りはドライフルーツ、キャラメル、ナツメグ、クローブ、オーク、そして蒸留所特有のアーシーな香りが特徴です。味わいには、スパイスの効いた果実、モラセス、コーヒー、タバコ、熟成したオークのノートが感じられます。
エディ・ラッセルのコメント
エディ・ラッセルは新しいリリースについて次のように述べています。
「ラッセルズリザーブ13年以外のものをリリースする決断は容易ではありませんでしたが、エクステンデッドエイジングによる追加の複雑さが非常に魅力的でした。
このプロジェクトが、バーボン作りへの情熱を祝う場所として始まり、世界中のコレクターに愛されるものになるのを見て、非常に感慨深いものがあります。
私たちは常に最高のものをボトリングし、それが準備が整ったときにのみリリースすることを約束します。」
販売情報
ラッセルズリザーブ15年は、7月1日から米国とアジアの専門店で限定数量で販売されます。希望小売価格は250ドルとのこと。
このエイジングだと割と安いかもしれません。
アジアでも発売されるとのことなので、日本に入ってくることもあるかもしれません。
ラッセルズリザーブのラインナップ
ラッセルズリザーブは、ジミー・ラッセル氏の技が生かされたワイルドターキー。
熟成樽の内面を焦がすチャー(チャーリング)のレベルが最高のアリゲーターチャーであることが特徴です。
しっかりとしていて、熟成感もある。
この価格帯でしっかりとシトラスやシナモン、フェンネル、アニスなどが感じられるの、優秀な近年バーボンです。
ラッセルズリザーブ 10年
10年熟成のスモールバッチバーボンです。割に安い。
ワイルドターキーのマスターディスティラー(蒸留所責任者)ジミー・ラッセル氏の息子、エディ・ラッセル氏が「バーボンは10年熟成した時がひとつのピークである」と10年物のリリースを父のジミーに提案して生まれました。 ラベル名は、親子の姓をとって「ラッセルズ・リザーブ」。
ややスモーキーで、炭・オーク・革などの香りと風味がしっかりと組み合わさっています。 樽の内側を焦がしたオーク樽で長期熟成させた、ストレート・バーボン・ウィスキーです。
ラッセルズリザーブ シングルバレル
米国禁酒法が施行される以前より続く伝統技術を駆使し、バーボンの発祥地で作られたラッセルズリザーブシングルバレルバーボン。
「アリゲーターチャー」と呼ばれる最高レベルに焦がしたアメリカンホワイトオークの新樽で熟成し、ノンチルフィルタード製法で造られる110プルーフ(アルコール度55%)を瓶詰め。
マスターディスティラーが厳選した樽からは、芳醇なトフィーの甘味とバニラの香り、スパイシーで大胆なフレーバーが生まれる。
【テイスティングノート】
色…濃い琥珀色
香り…濃厚なバニラ、フルーツ
味…力強いキャラメルとオレンジピール
余韻…甘さ、スパイス、モルトが濃厚且つ複雑に絡み合うフィニッシュ。
好きな人はおさらいも兼ねて、以下をどうぞ。