グレングラントが、長期熟成のハイレンジウイスキーシリーズ「グラスハウスコレクション」を発表しました。
コレクションには、21年、25年、そして30年のシングルモルトウイスキーが含まれており、同蒸溜所の常設ラインナップの中で長期熟成されたウイスキーが揃っています。
グラスハウスコレクションとは
背景とコンセプト
グラスハウスコレクションの名前は、1872年に蒸留所を継承したジェームズ“メジャー”グラントが所有していたグラスハウスに由来します。メジャーは旅行好きで、世界中から植物を持ち帰り、このグラスハウスにて育てていました。
グレングラントのグラスハウスコレクションは、21年、25年、30年の3つのエクスプレッションで構成され、それぞれが一日の異なる時間帯を表現しています。21年ものは「夜明けの光」、25年ものは「ゴールデンアワー」、そして30年ものは「トワイライト」とされています。
香りと味わい
アメリカンオークバーボン樽とオロロソシェリー樽で熟成されており、グレングラント蒸留所の特徴である高い首を持つ銅製スチルで蒸留されています。
21年ものはフレッシュで活気に満ちたキャラクターを持ち、トロピカルフルーツとクリーミーなバターのノートが特徴です。
25年ものはドライストーンフルーツとトフィーの香りが広がり、ダークチョコレートとスパイスのフィニッシュが特徴です。
30年ものは豊かなオーク香とフルーティーなフィニッシュが特徴で、非常に希少なエクスプレッションとなっています。
発売とアートとのコラボレーション
この新しいコレクションの発売を記念し、グレングラントはアーティストのラクラン・ターザン氏と提携し、「A Day in the Glasshouse」という光と水を使ったインスタレーションを制作しました。この作品は、各ウイスキーのキャラクターとグラスハウスの時間帯を反映した没入型体験を提供します。
各商品の価格など
グレングラント21年(46% ABV)は現在イギリスや日本で発売しています。
アルボラリス、10年、12年、15年、18年の上位に君臨するハイクオリティなグラントで、とても好評ですね。
テイスティングノート
香り:完熟した甘い桃、トフィーとレーズン
味:ソフトな口当たりから一気に拡がるリッチなトロピカルフルーツとクリーミー
なバターの風味
余韻:いつまでも続くキャラメリゼされたクリームブリュレ
25年(46% ABV)は2024年6月14日から7月11日までベリー・ブラザーズ・アンド・ラッドのオンラインショップで独占販売され、その後、他の小売店でも購入可能となります。推奨小売価格は734ポンドです。
30年(48% ABV)は2024年後半にリリースされる予定です。
このコレクションは、デニス・マルコム氏が引退する前に手掛けた最後のリリースであり、彼の後継者であるグレイグ・ステーブルズ氏によって今後もその遺産が引き継がれます。