日本のウイスキーラヴァーにも少しずつ知る人が増えてきた、ハイランドのスーパーノヴァ「グレンウィヴィス」。
このたび再度のクラファンを開始しています。
もともと、設立時には蒸溜所近隣の多くの出資者からも支援があり、コミュニティ蒸溜所とも呼ばれているグレンウィヴィス。
今回は50万ポンドの資金調達を目標に、ウイスキーの増産と新たなビジター体験の創造を目指します。
投資の内訳ですが、まずは保税倉庫の拡張と、小ロットボトリングのための瓶詰工場の建設に、最大200万ポンド(約3億8000万円)を必要としています。
さらにグレンウィヴィスは、週5マスの生産を9マスに増やしたいと考えており、これは生産量の80%増に相当するといいます。
次に、ディングウォール・ハイ・ストリートで新しいビジター体験施設を構築したいと考えており、これは地域観光を後押しする資金にもなるとしています。
株の価格は50ポンド(約1万円)で、最低オプションは5株、最高投資額は100,000ポンド(約1900万円)です。
株式を購入する見返りとして、保有者は限定ボトリング、投資ボーナス、すべての購入の20%割引を受けることができるとのこと。
グレンウィヴィス蒸溜所とは
最古の系譜に連なる蒸留所。
歴史上固有名詞が確認できる最古の蒸溜所と言われ、 ディングウォール南に1784年まで存在したフェリントッシュ蒸溜所。
グレンウィヴィス蒸溜所は、その系譜に連なり、ディングウォールに2015年設立され、2017年11月30日のセント・アンドリュース・デイに操業が開始。蒸溜所名は、同じ系譜を持ち1926年に閉鎖されたベンウィヴィスとグレンスキアックの両蒸溜所に由来する。
蒸溜所近隣の多くの出資者からも支援があり、コミュニティ蒸溜所とも呼ばれる程である。
3年とは思えぬ、フルーティな香味
原料:地元ハイランド産の大麦(ローカルバーレイ)を100%使用するこだわり。インヴァネスはベアーズモルティングで精麦。
発酵:長時間となる約115時間と短時間となる約70時間の2パターンの発酵を行い、混合。平均約96時間となる醪(ウォッシュ)を使用するこだわり。
蒸溜:スコットランド最小規模とも言える初溜釜2,500L、再留釜1,700Lのポットスティルで蒸溜。麦芽由来の香味を最大限に引き出すために平均のカットポイントは通常より短い71%~65%という妥協のないミドルカット。
熟成:伝統的な寒く湿ったダンネージスタイルのウェアハウスでじっくりと熟成。
ブレンド:1stフィル・テネシーウィスキー樽が60%、1stフィルオロロソシェリー樽が25%、リフィル樽が15%、アメリカンオークが複雑な甘さを与え、スパニッシュオークが豊かな果実味をもたらし、スコッチのリフィル樽が香り高くスパイシーな特徴を際立たせた。
瓶詰:ディスティラリーマネージャーであるMatthew =Farmerの経験によって、グレンウィヴィスの持つフルーティな香味が最大限に引き出されている。
蒸溜所初となるメジャー・リリースが日本初上陸。
3年でこの味わいはなかなか出ない。やっぱり発酵過程の特長なのかな。
日本の新興蒸溜所も、すごいところはいっぱいあるけど、やっぱ本場スコットランドにはとんでもない蒸溜所があるなぁと思わされます。
今から推して10年後が楽しみなブランドですねぇ。