マッカランは、人気の「ア・ナイト・オン・アース」シリーズの最新作として「ヘレス」を発表しました。
この新作は、マッカランのシェリー樽の中核をなすヘレス・デ・ラ・フロンテーラへのオマージュを捧げています。
ヘレス・デ・ラ・フロンテーラは、スペイン南部アンダルシア地方に位置する街で、特にシェリーワインで世界的に知られています。この地域は、独特の気候と土壌がシェリー生産に適しており、パロミノ、ペドロ・ヒメネス、モスカテルといったブドウ品種が栽培されています。ヘレスは、その独特な製法と熟成プロセスで、フィノ、オロロソ、アモンティリャードなど多様なスタイルのシェリーを生み出すことで有名です。この地域のシェリーは、その複雑な味わいと香りで、世界中のワイン愛好家から高く評価されています。
「マッカラン ア ナイト オン アース イン ヘレス デ ラ フロンテーラ」は、年の瀬に親しい人たちと共有する瞬間を祝うことを目的に製作されました。特別なヨーロッパ産およびアメリカ産のシェリー樽で熟成させたオーク樽を完璧にバランスよく組み合わせて作られています。
アルコール度数は43%で、ラベルには新たにバラが加えられ、マッカランのブランドアイデンティティが反映されています。これは、新しい「カラーズ」コレクションで初めて見られたデザインです。
このリリースは、シェリーワインの故郷、ヘレス・デ・ラ・フロンテーラでの大晦日、Nochevieja(ノーチェビエハ)に触発されているとのこと。
Nocheviejaはスペイン語で「大晦日」を意味し、スペインにおいて年末を祝う重要な伝統行事。この日は皆、家族や友人と集まり、豊かな食事を楽しみながら、新年を迎える準備をします。花火やストリートパーティー、友人との集まりなど、華やかで楽しい祝祭の雰囲気が特徴で、深夜まで続くお祝い事として知られています。またこの夜の特徴的な習慣として、深夜の12時に時計の鐘が12回鳴るごとにブドウを1粒ずつ食べる「ラス・ドセ・ウバス」(12粒のブドウ)があります。これは、新年の各月に幸運が訪れるという信仰に基づいています。