先日、シーバス・ブラザーズの社員が、賃金問題でストライキを起こす準備をしているということを報じましたが、合意に至り中止となったようです。
労働組合GMBスコットランドの発表によると、ペルノ・リカールのスコッチ・ウイスキー部門であるシーバス・ブラザーズの社員たちは、初年度に6.4%の賃上げと500ポンドの一時金を受け取ることで合意したようです。
そして翌年は、2023年8月から2024年7月までの平均インフレ率に応じて賃金を引き上げるとのこと。このインフレ調整は、今後2年間実施される。
この合意によって、労働組合が計画していたストライキはすべて中止されたとのことです。
労働組合ユナイトのシャロン・グラハム氏は
「シーバス・ブラザーズの500人の組合員が闘い、ストライキを決行する覚悟を決めたからこそ、会社は交渉のテーブルについたのです。この賃金取引は、ユナイトが組合員の雇用・賃金・労働条件の改善を実現したもう一つの例です」とコメントしました。
賃上げ交渉が続くスコットランドのウイスキーメーカー。
規模が大きいところでは頻発している印象を受けます。