ついこないだリニューアルしたと思いましたが、また刷新するんすね。
ブレンデッド・スコッチ・ウイスキー・ブランドのデュワーズが、英国で12年熟成をリニューアルしました。
「デュワーズ12年」はスコットランド各地の蒸溜所のモルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドし、ファーストフィルのバーボン樽で「ダブル熟成」したボトル。
デュワーズのマスター・ブレンダー、ステファニー・マクレオド氏は、ファーストフィル・バーボン樽を使用することで、ブランドの特徴であるフローラルで蜂蜜のようなスピリッツに、より豊かさと複雑さが加わったと語りました。
マクレオド氏は「ジョン・デュワーが1846年に最初のデュワーズを造って以来、商品製造に対する好奇心はデュワーズブランドの礎となっています。熟成工程に新しい要素を取り入れてみるのは自然なことでした。
過去10年間、カスクの種類がウイスキーの風味やテクスチャーに与える影響を実験してきました。そして学んだことのいくつかを主力ウイスキー・シリーズに導入する時が来たと我々は考えました。デュワーズ12年オールドを次のレベルに引き上げ、新しい世代の愛飲家に上質なスコッチウイスキーの楽しさを伝えたいと考えました」と述べました。
親会社のバカルディでデュワーズのヨーロッパ・ブランド・ディレクターを務めるマリー・ペイト氏は、こう語ります。
「スコッチ・ウイスキーの素晴らしさは、様々なシングルモルトやグレーンから、味わいの深さだけでなく、味わいの幅の広さをもたらすことができることです。デュワーズ12年という新しい表現は、上質で、楽しく、贅沢なスコッチウイスキーの典型例となるでしょう」。
現状新デュワーズ12年ブレンデッド・スコッチ・ウイスキーは英国のバーやレストラン、テスコの店舗で購入可能です(定価は700mlで31ポンド)。
日本で販売開始したら飲み比べてみたいですね。
現行デュワーズ 12年
酒齢12年以上のモルト、グレーン原酒をブレンドした後、更に樽に戻して6ヶ月ほど寝かせる後熟の技術が使われています。
味わいはホワイトラベルに比べナッツやオークの香りが強く、甘みと苦味もそれぞれ深く落ち着いたものとなっています。
スモーキーさは無く、代わりにカカオとバニラの余韻をしっかりと感じられるボトルです。
アバフェルディを飲んでからこちらの12年を飲むと、なんとなくその片鱗を感じとれるかと思います。