ホント、カリビアンラムカスク流行ってますねぇ。
今回はアイリッシュ・ディスティラーズ社がジェムソン・アイリッシュ・ウイスキー・ブランドから新たなラムカスクの発売を発表しました。
リリースされるのは、「ジェムソン・リミックス・カリビアンビーツ 21年」。アルコール度数46%のアイリッシュブレンデッドウイスキーで、バルバドス産のフォースクエアラム樽で熟成させたシングルポットスティルとシングルグレーンウイスキーからなる21年もの。
バルバドスからのラム酒樽で18年間熟成、その後キューバのハバナクラブ・セレクション・デ・マエストロ・ラム樽で3年追熟したボトルです。
ジェムソンのマスターディスティラーであるケビン・オゴーマン氏は、この発売について次のように述べています。
「我々が初めてバルバドスのフォースクエア樽で熟成を試みた際、とても興奮しました。このままの状態ではなく、二度目のラム樽での熟成、いわゆる二重熟成の方法を試みたいと考えました。アイリッシュウイスキーとラムという2つの伝統的なスピリッツを融合させることで、カリブ海のリズムとアイルランドの太鼓の鼓動が出会うスイートスポットを見つけました。
また、穀物の含有比率やそのバランスにもこだわりました。
21年という熟成期間を経て、ウイスキーはバニラやトフィーのような甘さを帯び、ポットスチル製法のウイスキーのスパイシーさやダークフルーツの風味が際立たせることに成功しました。ラム樽の効果により、これらの風味がさらに強調されたと感じています。原酒もピークでバランスも最適だと自負しています。ウイスキーファンの皆様にジェムソン・リミックス・カリビアン・ビーツを体験していただくのが待ち遠しいです」
醸造および蒸留専門家のアンジェラ・コーラル・メディナ氏はこう付け加えます。
「ラム樽での熟成は、スパイシーさやアーシーな風味、そして甘さをもたらし、ジェムソンの伝統的な花の香りやフルーティーさを引き立てています。私たちは革新を追求し続けており、このウイスキーもその一例です。初めて試す方には、まずストレートでその風味の奥深さを味わっていただきたいと思っています。」
ジェムソン・リミックス・カリビアンビーツ 21年の香りと味わい
公式テイスティングノート
イチジク、トーストしたアーモンド、マスコバド糖、ココナッツ削り、ポットスチルのスパイス、ジンジャー、砂糖漬けのフルーツ、バニラ、タバコの葉、カカオニブの香りが鼻に抜ける。口に含むと、チョコレートに浸したハニーコーム、オレンジの皮、マンゴー、シナモン、ナツメグ、ホワイトペッパーの味わいが感じられる。
フィニッシュは果物と甘いスパイスを残し、最後にはオークとラム酒の余韻が長く感じられる。
リサイクル可能なパッケージに入ったこの最新作は、2,900本限定。ジェムソンのウェブサイトからのみ購入可能で、希望小売価格は280.00ユーロ(500cc)。