ダンフェイル蒸溜所は、ウェスト・ロンドンを拠点としているビンバー蒸溜所のチームが18ヶ月かけて建てたもので、過去の伝統を大切にしつつ、未来のウイスキーを製造することを目指しています。
200,000リットルの生産能力を持つダンフェイル蒸溜所は、フロアモルティングや、窯焚き、長期発酵、そして直火式蒸留器など、スコッチの伝統的な製造工程を用いています。
アンピーテッドとピーテッドの両方の原酒を製造し、長年にわたって培われてきた技術を活かして、深みがあり、果実味が豊かなシングルモルトウイスキーを提供する予定とのこと。
ダンファイル社のマスター・ディスティラーであるダリウシュ・プラゼフスキ氏は、
「スコットランドウイスキーの伝統の地でウイスキーを生産することは、私の長年の夢でした。ダンフェイルでは、とても丁寧なウイスキーづくりをしています。知識と情熱を結集して、風味と品質を大切にした製法を追求しています。
蒸溜所を建てるのは、生涯の夢で、同時に私のキャリアの中での大きな挑戦でした。そして、その努力は十分に報われました。ニューメーク・スピリッツの最初のバッチは、これまでに体験したことのない素晴らしいものでした。驚くほどの風味があり、私たちの伝統的な製造方法から生まれた特徴が詰まっています。このウイスキーを皆さんと共有し、チームと協力して、これから数年をかけて特別なスペイサイド・ウイスキーを作るのが楽しみです」と語りました。
蒸溜所のビジターセンターやショップは、今年初めにオープン。
ダンフェイルの見学やウイスキー試飲は、毎日行われています。蒸溜所の見学プログラムは、倉庫での深い体験や、来場者向けのブレンディングセッションなど、今後さらに充実した内容になる予定です。
ビンバー蒸溜所とは？
運営元のビンバー蒸溜所は、ロンドン西部のノースアクトンで2015年に設立されました。創設者はポーランド出身のダリウス・プラゼフスキー（Dariusz Plazewski）氏。
「ビンバー」とは、ポーランドの国章にもなっている『鷲』を意味します。
ウイスキーを愛する仲間と共に開始した同蒸留所は、現在ではほとんど見られなくなった伝統的な製法を用いて、個性的で高品質なシングルモルトウイスキーづくりを使命としています。
日本では専門店しか扱ってないかもなぁ。