バーズタウン バーボン カンパニーのチームが、米国での「契約ウイスキー生産」のための新しい蒸溜所を建設します。
なんと今後10年間で、3億5000万ドル以上を投資することを決定しているとのこと。
この蒸溜所は、ケンタッキー州に位置し、「Whiskey House(ウイスキーハウス)」と名付けられる予定で、大規模かつ柔軟な契約ウイスキー生産に焦点を絞り、ゼロから設計される「初めて」の蒸溜所となります。
このプロジェクトは、増加するアメリカンウイスキーの需要に応えるため、ケンタッキー州のバーズタウン バーボン カンパニーの創設者であるデビッド マンデル氏、ジョン ハーグローブ氏、ダニエル リンデ氏が発案したもの。この施設は、ハーディン郡のTJパターソン工業団地内の176エーカーのキャンパスに位置し、2024年7月1日に運営を開始する予定です。
創設者らは、新しい蒸溜所はアメリカのカスタムバーボンとアメリカンウイスキーの「最も洗練され、技術的に進んだ生産者となるでしょう」述べています。
CEOを務めるマンデル氏は、この開発によりアメリカの契約ウイスキー市場が「変革する(再形成する)」だろうと述べ、バーボン市場の成長が続く中で、さらなる蒸溜能力とより顧客中心のソリューションが必要になると続けました。
このプロジェクトでは、16の41,500バレルの伝統的なリックハウス、50,000平方フィートのパレット積み倉庫、使用済み穀物処理施設、ボトリング施設、鉄道システムを建設予定です。また、敷地の120フィート下には世界で最も収量の良い石灰岩の帯水層が用意してあるとのこと。
48インチのカスタムスチルと14の33,000ガロンのクローズドトップ発酵槽も搭載。
とんでもない大きさです。
会社は、2027年までに生産を倍増させることを目指して、毎年700万以上のプルーフガロン(112,000バレル)を生産する予定です。
ハーグローブ社長兼最高執行責任者は、「Whiskey Houseはウイスキー業界の先進的な製造における高い基準を設定している」と述べ、Whiskey Houseをアメリカで最も先進的な契約ウイスキー生産施設にするための大規模な投資を行っていると付け加えました。
この施設は人工知能のアプリケーションも取り入れ、品質や効率の向上、生産収量を増加を見える化します。持続可能性の取り組みを拡大し、顧客に生産に関するリアルタイムを情報を提供していくとのこと。
「当社の顧客は初めて、最初から最後までウイスキーに関するあらゆるデータポイントにアクセスできるようになります」とエンジニアリングおよびテクノロジー担当副社長のロジャー・ヘンリー氏は説明しました。
この施設では来年約50人を雇用し、2027年までに100人以上に拡大する予定です。