先日、スコットランドキャンベルタウンのスプリングバンク蒸溜所から、「スプリングバンク・シェリー・シリーズ」の第1弾、「スプリングバンク10年 ペドロ・ヒメネス・カスク・マチュアード」が発売され、人気を博しました。
続いて、シリーズ第2弾「スプリングバンク・パロ・コルタド・カスク・マチュア―ド」がもうすぐ発売されるとの情報が届きました。
スプリングバンク・パロ・コルタド・カスク・マチュア―ド
「スプリングバンク・パロ・コルタド・カスク・マチュア―ド」はバーボンのリフィル樽で6年間熟成され、その後アメリカンオークで作られたフレッシュなパロ・コルタド・ホグスヘッドで4年間の熟成。
パロ・コルタドは、ウイスキーメーカーがあまり使用しない珍しいタイプのシェリー樽で、酸化熟成と生物学的熟成の2種類の熟成プロセスを経ています。フルボディのシェリーで、オロロソに匹敵する濃厚な味わいを付与しますがが、アモンティリャードに見られるような繊細で軽いナッツの風味も持ち合わせています。
総生産量は10,200本で、蒸溜年は2013年7月、ボトリング日は2023年9月。アルコール度数は55%vol。
スプリングバンク・シェリー・シリーズとは
昨年2022年に始まった5部構成のシリーズで、2026年まで、毎年さまざまなシェリー樽熟成のスプリングバンクが登場する予定です。
リリース順序は
- ペドロ・ヒメネス
- パロ・コルタド
- アモンティリャード
- フィノ
- マンサニーリャ
となる予定でフルセットを手にした愛飲家に、様々なシェリーカスク・スタイルのスプリングバンクを味わってもらい、理解する機会を提供したいと考えているようです。
なお、今回の第2弾パロ・コルタド・カスクと第5弾で予定しているマンサニーリャ・カスクでの熟成は、スプリングバンクにとって初めての試みだそうです。この2つは争奪戦になりそうですね。
ちなみにスプリングバンクといえば、毎年恒例のヘーゼルバーンにも期待したいです。
今回は15年熟成のオロロソカスク。かなり長めですね。最近ヘーゼルバーンも人気ですよね。
こちらはアルコール度数55.8%でボトリングされ、合計9,000本が出荷される予定となっています。