スコッチ・ウイスキー協会(SWA)が8/21、【スコッチ・ウイスキー】が香港でも商標として登録されたことをプレスリリースで発表しました。
これにより、【スコッチ・ウイスキー】という名称は、厳格な製造・表示要件を満たしたウイスキーでなければ香港で使用することができなくなりました。その条件とは、水、穀物、酵母のみを原料とし、スコットランドのオーク樽で少なくとも3年間熟成されることです。
【スコッチ・ウイスキー】が香港で明確に認められたのはこれが初めて。この商標が認められる前までは、パッシングオフの法律に依存しており、高額で複雑な裁判手続きが必要でした。
ちなみに中国本土では、地理的表示(GI)および商標として、マカオではGIとして保護されています。
このニュースについて、スコッチ・ウイスキー協会の副リーガル・ディレクターであるリンデッセイ・ロウ氏は次のように述べました。
「香港はスコッチウイスキーにとって重要な市場であり、2022年には3,100万ポンド(約57億円)以上の輸出が見込まれています。
発展途上の市場におけるスコッチ・ウイスキーの保護向上は、SWAのリーガル・チームにとって優先事項となっています。
香港がスコッチウイスキーの認証商標を承認したことで、同市場の消費者は、購入するものが本物の高品質製品であるという確信を得ることができます。」