エンペラドールの子会社ホワイト&マッカイは、シングルモルトウイスキーの世界的な需要の高まりに応え、ハイランドにあるグレーンウイスキー蒸溜所、インバーゴードンの設置面積を2倍に拡大します。
現在の敷地面積が45.4ヘクタールで、92ヘクタールにするというのでまさに倍増ですね。
この拡張により、さらに150万樽のグレーンウイスキーを収容できるようになります。
エンペラドールは、他にもダルモア、フェッターケアン、ジュラ、タムナブーリンなど 4 つの蒸溜所も運営しています。
ホワイト&マッカイのブライアン・ドナギー最高経営責任者(CEO)は、「スコッチウイスキーは非常に長期的な計画が必要なビジネスです。この敷地の拡張は、今後数年だけでなく、今後数十年にわたる当社の目標を反映している」と述べました。
今年5月、エンペラドールは「需要の高まり」に応えるためウイスキーに60億フィリピンペソ(約150億円)を支出すると発表していました。また、エンペラドールのスコットランドの5つの蒸留所では事業規模を拡大するためにさらなる改修が必要であるとも指摘していました。
2022年5月にはダルモア蒸留所を拡張する計画申請書も提出しています。
エンペラドールのウィンストン・コー社長は、「今回の拡張は、世界のウイスキー需要の高まりに応えるエンペラドールの継続的な取り組みの一環である」と付け加えました。
エンペラドールのウイスキー部門は、2020年から2022年にかけて18%の年間平均成長率(CAGR)で売上が増加しています。