スペイサイドのザ・グレンアラヒー蒸溜所は、60万ポンド(70万ユーロ弱)の投資によりビジターセンターを大幅リニューアルしました。
かつての機械工学の作業場を改装したウイスキーバーや、テイスティング・ラウンジの改修、そしてバリアフリー設備を含むトイレの増設、ベン・リンズを一望できる広々とした屋外席も新設されました。
蒸溜所ツアーも一新され、3種類のツアーが用意されています。
以下は同蒸留所のプレスリリース。
グレンアラヒー蒸溜所のビジターセンターが大幅アップグレード
グレンアラヒーは本日、ハイシーズンに向けてビジター センターの大幅なアップグレードを発表しました。
ビジター・アトラクション・オブ・ザ・イヤー(アイコンズ・オブ・ウィスキー・スコットランド、2022年)を受賞したこの場所は、2019年4月に初めて一般公開され、小売店、小さなテイスティングルーム、限定ツアープログラムが備えられました。
それ以来、トリップアドバイザーとグーグル全体で225件を超える5つ星のレビューを獲得、さらにはトラベラーズ チョイス賞を受賞しました。
伝説的なスコッチウイスキーメーカー、ビリーウォーカーが独立所有するこの蒸溜所は、アベラワーの近くに位置し、生産エリアと16の敷地内倉庫を持っています。
このたびの60万ポンドの投資により、かつてのエンジニアリング作業場がウイスキーバーとして改装されました。さらにテイスティングラウンジ、障害者用設備を含むトイレの増設。ベン・リンズの素晴らしい景色を一望できる屋外座席スペースも用意しています。
ウイスキーバーでは、グレンアラヒーの各種ウイスキーとラムを、1杯ずつ、またはフライトとして提供するほか、ミキサーや地元産のソフトドリンクも用意します。
蒸溜所の持続可能な取り組みの一環として、新しいスペースの暖房には、蒸溜を行う部屋であるスチルハウスの余熱エネルギーが使われます。また、来客用に電気自動車の充電ポイントも設置されています。
グレンアラヒーのビジターセンター・チームは、COVID19の大流行からの回復以来、加速する需要と来場者数に対応するため、過去12ヶ月で人員を倍に増やしました。
同社は、2022年にトレイシー・セラーをビジターセンター・マネージャーに任命し、グレンアラヒーのブランドホームの戦略的運営を継続するとともに、そのアップグレードを監督しています。
拡張されたツアー詳細
ザ・グレンアラヒー・エクスペリエンス(1時間、1人25ポンド)
製造工程を見学し、最後にテイスティングルームで4種類のウイスキーを楽しむ。
ザ・プレミアム・エクスペリエンス(1時間15分、お一人様35ポンド)
革新的なカスク・マネージメント・ポリシーについての詳細な説明を含む製造エリアの見学の後、4種類のプレミアム・ウイスキーをテイスティング。
コノサーズ・ツアー(2時間、お一人様60ポンド)
毎週木曜日の午後に開催されるこのツアーは、「ウイスキー愛好家」を対象としています。
ザ・グレンアラヒーのブランド価値を最大限に反映し、賞賛される個人的なアプローチを維持するため、各ツアーは最大10名様までご参加いただけます。
グレンアラヒーでは、ウイスキー・バーが完全に稼動し始めたら、ビジター・エクスペリエンスをさらに拡大する計画だといいます。
今回の拡張について、セラーは次のようにコメントしました
「グレンアラヒー蒸溜所のビジターセンターは、数ヶ月にわたる計画と準備の末に完成しました。ツアーに参加しなくてもウイスキーやウイスキーフライトを楽しむことができます。
新しいウイスキーバーは、屋内と屋外の間にあり、常時100人を収容することができます。ビジターアトラクションとして拡大を続ける当蒸溜所では、お客様に提供できる体験がさらに増え、賑やかなサマーシーズンになることを楽しみにしています。」
蒸溜所内のショップでは、来場者限定のボトリングを多数用意しています。
その一例を挙げると
- ハンドフィル17年オロロソバット#901048シングルカスクシングルモルト – 218ポンド
- ハンドフィル10年レチョート・デッラ・ヴァルポリチェッラ・バリック#804071シングルカスク・シングルモルト-101ポンド
- 蒸溜所限定13年オロロソ熟成シングルモルト-75ポンド
グレンアラヒーは、2023年7月13日(木)17:30~19:30にウイスキーバーとテイスティングラウンジのオープンイベントを開催する予定です。誰でも参加可能で、ウイスキーや軽食が提供される新しいスペースをお披露目します。
グレンアラヒー・ビジターセンターは現在、夏季(4月~10月)は毎日10:00~17:00に営業中。
ツアーはウェブサイトから予約でき、新しいウイスキー・バーはウォークイン・ベースで営業しているとのこと。