スペイサイドの雄「ザ・マッカラン」が、シェリー生産者「ボデガス・グルーポ・エステベス社」と、ジョイントベンチャーの一環としてパートナーシップを結びました。
これによりエドリントン・グループに所属するすべての蒸溜所は、一流のシェリー・シーズニング・オーク樽の供給を確保したことになります。
ザ・マッカランのマネージング・ディレクターであるイゴール・ボヤジアン氏は、次のように述べています
「グルーポ・エステベス社とのパートナーシップは、長年にわたるヘレス・コミュニティ、そしてシェリー業界の幅広いサプライヤーと深い関係を築き上げてきたことを踏まえています。その関係性は当社のスコッチ・ウイスキーにおいて、常に重要な役割を果たしてきました。」
グルーポ・エステベスは、超高級シェリー・ブランド「バルデスピノ」を所有しています。
バルデスピノはヘレスで最も伝統と格式のあるボデガのひとつで、その歴史は1264年まで遡り、ウイスキー・インテリジェンスによれば、ヘレスの「グラン・クリュ」と称されるパゴ・デ・マチャルヌドに専用のブドウ畑を所有しています。
この新たなパートナーシップの一環として、バルデスピノブランドのシェリーやアペリティフがエドリントンのポートフォリオに追加され、国際市場においてザ・マッカランの販売・マーケティング能力によってサポートされるというわけです。
グルーポ・エステベス社のCEO、ホセ・ラモン・エステベス氏によると、自社のシェリーを樽のシーズニングに使用するのは初めての試みだと述べています。
さすがマッカラン、先手先手を打ってますね。