FNNプライムオンラインでサントリーが中国・上海で「ウイスキーコーヒー」を売り出すニュースが取り上げられていました。
現在売り出し中のウイスキー「碧AO」を数滴垂らしたコーヒーを提供し、ウイスキーの魅力をアピールしようとしているようです。
このウイスキーコーヒーのアルコール度数は1%未満で、時間帯を問わず飲むことができるというのが魅力のひとつ。
ウイスキーをまだ知らない若い世代にもウイスキーの魅力を知ってほしいというサントリーの思いから来ています。
一橋ビジネススクールの鈴木智子准教授によれば、中国のウイスキー市場は急速に成長しており、特に高級ウイスキーが人気を博しています。
しかし、この市場は日本と同様、年齢層の高いハイエンド消費者によって支えられており、若者への浸透が進まないと市場全体が縮小する可能性があるため、「ウイスキーコーヒー」を提案して、若者世代を取り込む狙いがあると見られます。
また、この取り組みは、サントリーが「山崎」以外のブランド、今回であれば「碧AO」を認知させ、市場での成長をさらに推進するための一環とも考えられます。「ウイスキーといえば、サントリーである」というブランドイメージを中国の若者に刷り込みたいってわけですね。
サントリーは、日本でのハイボール普及に成功した経験を持っているので、今回のウイスキーコーヒーがどうなるか見ものです。