TTBデータベースにて、今年のディアジオスペシャルリリースの情報が出て参りましたので、見ていきましょう。
今回は非常に興味深いラインナップとなりました。
グレンキンチーの長熟27年をはじめ、オーバンのラム樽。
特に注目したいのはカノスケジャパニーズウイスキー樽でフィニッシュされたモートラックが実験的で面白いですね。
また、ローズアイル蒸溜所の最初のシングルモルトスコッチウイスキーが登場するのも注目すべきポイントです。
発売されるのは秋以降かな。
ラガヴーリン12年 テキーラカスクフィニッシュ
今年のラガヴーリンは、テキーラカスクフィニッシュ。アルコール度数は56.4%と記載されています。
テキーラカスク、個人的にはあんまり好きじゃないんですけどラガだったらどうなるのかな~?という期待はあります。
シングルトン・オブ・グレンダラン 14年
ラベルにはシャルドネフィニッシュとありますね。アルコール度数は55%。
シングルトンはほんと毎回毎回、地味旨なので、間違いはないと思います。
モートラック 嘉之助樽フィニッシュ
毎回熟成年数が明かされないモートラックですが、「EX-KANOSUKE JAPANESE WHISKEY & EX-PINOT NOIR CASKS」の文字が確認できます。
嘉之助の樽とピノ・ノワールの樽を使っているみたいですね。これはめっちゃ楽しみ!
クライヌリッシュ 10年
今年のクライヌリッシュはファーストフィルバーボンアメリカンオーク樽の熟成。ラベルによると57.5%のアルコール度数でボトリング。
グレンキンチー 27年
長熟キンチーが還ってきました!
2010年の「グレンキンチー20年」、2016年の「グレンキンチー24年」を上回る27年熟成です。個人的に楽しみな一本。
アメリカン&ヨーロピアンオークのリフィルとバットで熟成、アルコール度数は58.3%。
ローズアイル 12年
こちらも注目株。ローズアイル蒸溜所の最初のシングルモルトスコッチウイスキーです。
ローズアイル蒸留所は2010年10月に創業した最新式の蒸溜所。
4000万ポンドの巨額を投じつくられたこの蒸溜所で、ジョニーウォーカーを初めとするディアジオのブレンデッド・ウイスキー用の原酒を供給する役割を担っています。アルコール生産能力は年間1,250万リットルでディアジオが所有するモルト蒸溜所の中でも最大です。
多くのウイスキー愛好家がシングルモルトの発売を心待ちにしていました。
1stフィルEXバーボン樽とリフィル樽で熟成されています。アルコール度数56.6%でボトリング。
オーバン 11年
オーバンは今年もスペシャルリリースに参加です。カリブのポットスチルラム樽でフィニッシュされており、アルコール度数58%でボトリングされています。