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フェロー諸島のフェアアイルズ蒸溜所でウイスキーの生産が開始

フェロー諸島のフェアアイルズ蒸溜所でウイスキーの生産が開始

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スコットランドのシェトランド諸島および、ノルウェーとアイスランドの中間にぽっつーんと浮かぶ、フェロー諸島。

地図を見るとわかるように、マジでとんでもないところにあります。

18の島からなる群島で、ノルウェー海と北大西洋に挟まれています。デンマークの自治領で、18の島々が30の自治体に区分され、そのなかに約120の集落があります。

人口は約5万人。そのうち2万人弱が首都のトースハウン在住です。

まるでファンタジー映画に出てくるかのような超絶景が広がります。気候は海洋性の亜北極気候で、どんよりとした曇りや雨、風の強い日が多いです。冬は近くにメキシコ湾海流が流れているため比較的温暖です。

この地に新たに建設された「フェアアイルズ蒸溜所」でウイスキーの生産が始まりました。

この蒸溜所、仮想通貨のセキュリティトークンで資金調達したとっても今時なプロジェクトでもあります。

ちなみにウイスキー製造を始める前はジン、アクアビット、ウォッカを生産していました。

蒸溜所では、島の伝統的な樽熟成法を使用しているようで、フェロー諸島での食品保存や発酵方法からインスピレーションを得ています。

「opnahjallur」(乾燥する場所)と呼ばれる古来から伝わる発酵方法で、羊肉や魚を湿気の多い塩分を含んだ空気にさらすんだそうです。

ウイスキーの風味の60%~80%が熟成由来なので、この方法は「海洋風」の仕上がりを生み出すと創業者たちは期待をしています。

「フェアアイルズ蒸溜所」は公式ウェブサイトで最初の樽を販売する予定です。
このライトピートのウイスキーの待ちリストはほぼ満杯。今年は600樽の生産を目指しています。

ヨーロッパとアジアの市場でも販売を開始する予定だそうですが、日本にどのタイミングで入ってくるかはまだわかりません。輸送コストすごそう。

今月頭にディアネス蒸溜所が138年ぶりにオークニー本島でウイスキー蒸溜所をオープンしました。

それに続けとばかりにどんどんと各島でウイスキー製造が始まっています。

オーツカ
この熟成法は海風にさらすってことなのかな?

その土地ならではの製法とか使われると、俄然興味沸くな。ラベルにもそういうオリジナリティを描いていったらストーリー性があって面白いでしょうね!




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