去年の11月には、最初の免税店限定ウイスキーシリーズ「アードベッグ・スモークトレイルズ」を発表したアードベッグですが、このたび最新版「BizarreBQ(アードベッグ・ビザールバーベキュー)」がお目見えです。
バーベキュー風味ウイスキーということで、「肉っぽく、ピートが効いたパンチのあるウイスキー」を目指したとのこと。
アルコール度数50.9%で、バーベキューにぴったり合うシングルモルトだと言われています。
アードベッグ・ビザールバーベキューは、言わずと知れたアードベッグの蒸溜・製造最高責任者、ビル・ラムズデン博士、そして2020年からアードベッグとコラボしているクリスチャン・スティーブンソンによって生み出されました。
気になる人は彼のTwitterへ。
このアードベッグ・ビザールバーベキューをデザインするために、ラムズデンとDJバーベキューは、蒸留とグリル両方のプロセスで、共通している構築要素「火」を利用しました。
熟成に使われた樽は、実験的な樽焼きプロセスを通して開発された特注もの。
2回焦がしたオーク樽、ペドロ・ヒメネス・シェリー樽、そして昔ながらの炭火で追加の焦げをプラスした蒸溜所オリジナルの「バーベキュー」樽を使用しました。酸っぱくて苦くなりそうなイメージっすわ。
この樽の組み合わせは、「美味しくて、酸っぱくて、スモーキーな味」を生み出すと、2人は言っています。
ラムズデン博士は、「ビザールバーベキューは確かに変わったアイデアですが、DJバーベキューの助けを借りて、本当に素晴らしいものを作り上げることができました。
炭と煤煙、スモーキーな木と香ばしいハーブやスパイスと混ざり合います。焚火やバーベキューの炭の香りが背後に残り、深く、温かい煙、ステーキ、唐辛子オイル、熟成された革、クローブと続きます。
バーベキューの横に置きたいアードベッグがあるとしたら、それはこのウイスキーです。」
スティーブンソンは、「バーベキュー好きとアードベッグ好きは同じ。とにかく煙が好きなんだ。アードベッグ・ビザールバーベキューはそれをたっぷり持っているよ。
ここしばらくは、煙、木、熱をコンセプトに、さまざまなバーベキュー料理とそれに伴うアードベッグを作り上げることに取り組んでいたんだ。
この新しい限定版アードベッグは、この組み合わせをさらに一歩進めたもので、バーベキューファンとアードベッグファンは絶対楽しいでもらえると思うな。」
アードベッグBizarreBQ(アードベッグ・ビザールバーベキュー)の香りと味わい
香り:
木炭とすすのパフ、スモーキーウッド、ハーブやスパイスと混ざり合うアロマ。
糖蜜、トフィー、ヒッコリースモークハム、シナモンをまぶしたエスプレッソが立ち上ります。
加水すると、フェンネルやアニスなどのハーブの香りとともに、独特の鋭い柑橘系の香りが漂います。
グリルしたアーティチョークと、焼き肉の風味が五感を刺激し、たき火の残り火のような匂いが残ります。
味: 口当たりはスパイスが効いていて、チリをまぶしたバーベキューリブのように感じられます。
直火焼きのステーキ、ラー油、塩漬けの皮、クローブのすぐ後ろから、深くて温かいスモークが続きます。ジンジャー、アニス、タールが口の中でパチパチと音を立て、香り豊かなウッドスモークが広がります。
フィニッシュ: どっしりとした熱い後味が、さらにグリルしたアーティチョーク、黒オリーブ、そしてゆっくりと煮立っていく、すすの香りと共に長く続きます。
アードベッグのBizarreBQ(アードベッグ・ビザールバーベキュー)は、75ポンド(91.76ドル)で、4月3日からアイラ島のアードベッグ蒸留所のビジターセンターとドイツで販売されます。
今年の後半には、世界の市場で販売され、6月にはイギリスで販売される予定です。
日本に来るのは夏頃かなぁ。
スティーブンソンはこんな人↓
うーん、いいビジュアルをしている。