1983年スコットランドの首都エジンバラのリースで誕生した「ザ・スコッチモルトウイスキー・ソサエティ」。
このたび40周年を迎えるとのことで、今後、特別なボトルのリリース、イベント、コラボレーションなど、さまざまな活動が予定されています。
もともと、設立者であるヒップ・ヒルズ氏と数人の仲間がスペイサイドの蒸留所の樽を購入し、分け合ったことから始まりました。
樽出しのうまいウイスキーを飲みたい!というコンセプトで1樽のみを加水せず、チル・フィルターも書けずにボトリングしています。
同協会の会員数は全世界で4万人に達しようとしており、40年間の積み上げが感じられますね。
創業者のヒルズ氏は40周年にあたりこうコメント。
『始めたのは、ちょっとしたきっかけでした。
当時のスコッチ・ウイスキー業界はあまり活気がなく、ウイスキーも大したものではありませんでした。
しかし、樽から直接汲み上げたウイスキーを初めて飲んだとき、それまで飲んでいたどのウイスキーとも違う、驚くような味がしたんです。
友人にも分けてあげたら、とても気に入ってくれたので、もっと多くの人に飲んでもらおうと思ったんです。
私たちが協会を設立し、シングルカスクウイスキーの「秘密」を人々と共有し始めたとき、ウイスキーに対する態度に変化が生じたことは間違いないです。
スコッチウイスキーのブランドとしての同一性の背後に、多様で興味深い世界と、これまで飲んできたものよりもずっとおいしい飲み物があることを理解してもらえるようになったのです。
私たちはとても楽しく活動させていただきました。そしてその楽しさを分かち合うために何千人もの人々がソサエティに参加し、ウイスキーを手にすることができました。』
現在では日本、中国、オーストラリア、米国をはじめ、世界中に約30の支部を持つまでに成長したソサエティ。
この協会を所有するアーティザナル・スピリッツ・カンパニーのCEOであるアンドリュー・デーン氏は、次のようにコメントしています。
『“小さなドングリから大きな樫が育つ”と言いますが、当協会の物語もまさにその通りです。
エジンバラでシングルカスクウイスキーを分かち合う仲間たちの小さな集まりが、このような世界的なクラブに成長したことを考えると、信じられない思いがします。
40周年を迎え、世界の会員数が4万人に達しようとしているのは、まさにその通りだと思います。』
日本支部も30周年を迎え、特別キャンペーン実施中
ザ・スコッチモルトウイスキー・ソサエティ日本支部も30周年で、入会キャンペーンを実施中です。
キャンペーン期間中にメンバーシップ商品のいずれかをご購入し、入会いただいた新規会員様にマーマレード・オーバードライブ(14,300円相当)を一本プレゼントだそうです。
マーマレード・オーバードライブ
発売日 | 未発売 |
熟成年数 | 14 Years |
蒸留年 | 2007.7.6 |
カスク | 1st fill Bourbon barrels / Shiraz hogsheads |
タイプ | Blended Malt |
ボトリング本数 | 2658 |
アルコール度数 | 50% |
テイスティングコメント
[香り] 溶かした塩バターで和えたポップコーン、夏の暑い日差しの中で焼くヒースやゴースの花、赤ワインで煮た洋ナシ、モルトローフのスライスに添えた深紅のマーマレードなど、何とも言えない香りが漂う。 [味わい]
口に含むとジューシーでフルーティー、青リンゴの心地よい酸味とストロベリーゼリーやハニーリキュールのシルキーな甘さが絶妙なバランスを保っている。 加水する際には注意が必要だが、チェリーのクラフティ、タフィーアップル、マンゴーチャツネを思わせる香りがする。 |