中国市場では様々なスコッチが特別仕様のウイスキーをリリースしています。
新進気鋭のデザイナーを使ったものが多く、かなりクオリティが高いです。
旧正月向けのボウモアはエリカ・テイ・チー・イン氏作
アイラ島、ボウモア蒸留所は、旧正月の特別仕様として『ボウモア18年 ルナー・ニューイヤー・リミテッド・エディション』をボトリング。
アジア市場限定のトラベルリテールとして発売しています。
パッケージのイラストは、シンガポール人イラストレーターのErika Tay Qi Yin(エリカ・テイ・チー・イン)氏。
エリカ氏は中国の民話に大きく影響を受けたスタイルで知られており、シンガポールのタイガービールなどのイラストも描いてますね。
大麦、樽香、ピートスモークなど、ボウモアを特徴づける要素を新年仕様にしたためました。
旧正月の贈答用にふさわしい緻密で精巧なイラストレーション。
なお、このボウモア18年は43%volでダークチョコレート、タフィー、デーツオイルのフレーバーが特徴とのことなので、中身は既存の18年と変わらないと思います。
The spirit businessによると、このボトリングは、中国、韓国、香港、台湾、シンガポール、タイ、マレーシアの免税店でのみ販売され、希望小売価格は145米ドル(約135ユーロ)とのこと。
休売中のボウモアは高騰しているので、こちらを求める方も多いようです。
グレングラントは旧正月向けの特別仕様で登場
グレングラントは中国語圏の旧正月に、12年、15年、18年のシングルモルトを特別仕様で発売。
ウサギ年の始まりにふさわしく、萌え出る苗、咲き誇る花、冬眠から目覚めた動物たちのイラストが描かれたド派手なギフトパッケージ。
印字されたQRコードからはグレン・グラント蒸溜所の詳細やテイスティングノートにアクセスすることができます。
この旧正月エディションに合わせてて、新しいボトル「グレングラント21年」も発売します。
オロロソシェリー樽とバーボン樽で熟成、46%vol.のナチュラルカラー、ノンチルチルフィルターでボトリングされており、旧正月に合わせたギフトパッケージも用意されています。
販売開始は2023年3月から。
「グレングラント21年」の旧正月エディションが488シンガポールドル(日本円で約48,000円)なのですが、ノーマルな21年はもっと安くなると思います。
日本での取扱いも楽しみです。