ミリオン商事が、シングルモルト・スコッチウイスキー『グレンファークラス50年』を数量限定でリリースしました。
価格は165万円。全世界に836本、日本では45本の販売です。
1月17日の10時からの販売開始でしたが、すでに売り切れちゃいました。
これまで長期熟成のリリースが多かったファークラスですが、50年のカスクは希少ですね。
グレンファークラス 50年
容量:700ml
アルコール度数:50度
希望小売価格:1,500,000円(税別)/1,650,000円(税込)
生産本数:836本
日本入荷本数:45本
<5代目当主ジョン・グラント氏より>
私が蒸留所経営に加わって50年の節目に、このような貴重なシングルモルトウイスキーをリリースできることをとても誇りに思います。蒸留所が一丸となりこの50年間に成し遂げてきた全てのことに自信を持つとともに、これからもウイスキーの味わいを追求し、さらに素晴らしいウイスキーをリリースできることを期待しています。
<マスターディスティラー カラム・フレーザー氏より>
このウイスキーは、当時の職人たちの技術と情熱、そしてグラント家の先見性の証です。伝統的な製法を続け最高品質のハイランド・シングルモルトを生み出すことを、今でもグレンファークラスはとても大事にしています。50年の熟成が生み出したこのウイスキーは、非の打ち所が無いまさに興奮の味わいです。
グレンファークラス50年の香りと味わい
【香り】
マジパン、アーモンド、杉の木。次第に煮詰めたリンゴやダークチョコレートへ。
【味わい】
リッチで滑らかなダークチョコレートから、徐々にトフィーやミックスピールのフレーヴァー。ほのかなスモーキーさを帯びた甘やかな味わい。口当たりは驚くほど滑らかで、優しくてスムースな余韻がいつまでも続きます。少量加水することで、味わいの各要素がさらに引き出されます。
グレンファークラスについて
ゲール語で「緑の草の生い茂る谷間」を意味するグレンファークラスは、スコットランド・ハイランド地方スペイサイドで1836年に創業しました。
スコットランドの蒸留所の半数以上が集結しているこの地は、清涼な空気と良水に恵まれ、大麦の主産地であり、また燃料となるピートも豊富に産出する、ウイスキー造りに最適な土地です。
1865年にグラント家が蒸留所を購入して以来、伝統的なハイランドスタイルによるウイスキー造りにこだわり続ける、現在では数少ない蒸溜所です。
時代に左右されない信頼の味わいは、世界中のウイスキー愛好家を魅了し続けています。
グレンファークラスのこだわり
最高峰の湧水とノンピートモルト
グレンファークラスの仕込み水は、蒸留所の背後に聳え立つスコットランド最高峰のベンリネス山から湧き出る清廉な湧き水です。山の中腹に独自の水源を持っており、良質な湧き水を安定して調達しています。 また原料となるモルトは、ピートを一切焚かないノンピートモルトを使用しています。
直火焚き蒸留
一貫してこだわるのが、今では非常に珍しくなった、ガスバーナーによる直火焚き蒸留です。かつて、より効率的で経済的な間接加熱も実験しましたが、それではグレンファークラスの個性が出せないと結論付け、昔ながらの直火焚き蒸留を続けています。現在、スペイサイド最大級、3対6基のボール型直火焚き蒸留器が稼働しています。
シェリー樽熟成
直火焚き蒸留と並んで強いこだわりを持つのが、オロロソシェリー樽での熟成です。シェリー樽は高価ですが、フィニッシュのみの使用は一切行わず、一貫してシェリー樽を使用しています。
濃厚な1stフィルからライトと4thフィルまでの原酒を巧みに使い分け、シェリー樽シングルモルトのさまざまな魅力を表現しています。
ダンネージ式熟成庫
熟成庫のスタイルも100年以上前から変わりません。約10万樽のストックは、蒸留所に併設された背の低いダンネージ式熟成庫で熟成されています。40を数える熟成庫のサイズはまちまちですが、共通しているのは最大3段までしか樽を積まないこと。ベンリネス山から吹き降ろす風の影響もあり、天使の分け前は年間0.05%と非常に低く、ゆっくりと熟成が進みます。グレンファークラスの個性の源は、熟成環境への変わらないこだわりにもあります。
今後手に入りにくくなるので。