様々な蒸溜所がロシアへの輸出を停止している昨今ですが、今度はペンダーリンです。
ペンダーリン蒸溜所は過去12年間にわたり、ロシアにウイスキーを輸出していました。
最近ではロシアへの年間輸出額が25%程度増加しており、無視できない貿易相手国になっています。
ロシアのウクライナ侵攻後、英国政府はロシアとの間に高級品の貿易制限を課しています。
ペンダーリン蒸溜所も高級品に該当する価格帯のウイスキーを生産していますが、ロシアに輸出されるボトルの多くは30〜50ポンドの低価格帯です。
本来であれば貿易制限に該当しない低価格帯商品の輸出も、株主との協議の結果、完全に中止されたと、本日付の英国「Express」紙のオンライン版で報じています。
CEO スティーブン・デイビスは
「我々のブランドは、誠実さと本物であるという価値観に基づくものであり、私たちはこの決断を支持します」とし、ウクライナ難民のためにチャリティーループに1万ポンドを寄付しました。
ロシアにボイコットしているのはペンダーリンだけではありません。
ディアジオ、エドリントン、シーバスブラザーズもロシアへの販売を完全に停止しています。
一方、カンパリ社は、ロシアへの投資を中止しているが、ロシアへの納入は続けている状態です。