今年の7月くらいにリークがあったグレンモーレンジィ パロ・コルタドフィニッシュ 12年ですが、グレンモーレンジィの公式サイトでも告知がありました。
焼いたプラムの深みのある香りと濃厚なミルクチョコレート、ブラジルナッツ、甘いスパイスの香りが織りなす、独特の複雑さを持つおいしいシングルモルト。
グレンモーレンジィ パロ・コルタドの香りと味わい
グレンモーレンジィバレルセレクトシリーズの新商品。
グレンモーレンジィ史上初、希少なパロ・コルタドシェリー樽でフィニッシュされた12年熟成のウイスキーで、最初の8年間をアメリカンホワイトオークのバーボン樽で熟成。その後、パロ・コルタド樽で4年熟成しています。
テイスティングノート
■カラー
ダークアンバー
■香り
リッチでエレガント、そしてフルボディ。
トフィー、キャラメル、バニラの甘さに、苔やモルドワインの香りが混ざり合い、ハニージンジャーやミルクチョコレートにシナモンを加えたトリュフのアロマが続きます。水をかけると、オレンジレモネード、クローブ、ブラジルナッツの香りが現れる。
■味わい
オイリーでペッパーのようなテクスチャーから、リッチで甘いフレーバーがはじけます。
トフィーとミルクチョコレート、クローブ、ジンジャー、シナモン、ナツメグの香りが加わります。
サルタナ、ダークプラム、ビターオレンジのフルーティーな香りが、ライ麦パンや塩漬けナッツのフレーバーと調和しています。
■余韻
フィニッシュは長く、スパイス、レザー、アニスの香りがあり、ナッツの香ばしさが長く続きます。
パロ・コルタド樽とは
パロ・コルタドはアモンティリャードへの熟成中、シェリーの表面に保護用のフロー酵母が残らなかった場合に、偶然に生まれる非常に珍しいタイプのシェリー酒。アモンティリャードの繊細さとオロロソのボディを持つと言われます。
長期熟成品が多くメーカーごとに特徴がかなり異なるようですが、ビター・オレンジのような柑橘系の香り、そしてバター・スコッチのような乳酸系の風味がある場合が多いようです。
グレンモーレンジィのバレル・セレクト・シリーズ
グレンモーレンジィのバレル・セレクト・シリーズは、様々な樽の再熟成を経て作られた少量生産のシリーズ。
最初のボトリングは、スペインのマラガ樽で熟成させた12年物のウイスキー「グレンモーレンジィ マラガ カスクフィニッシュ」。とろみがある甘くてリッチな味わい。日本未発売の商品でしたがメルカリとかでチラホラ見るのは個人輸入の転売か?
第2弾の「グレンモーレンジィ コニャックカスクフィニッシュ」は、コニャック樽で熟成させたエレガントな樽香と、フルーティな味わいを持つ13年もののウイスキー。こちらはまだ買えますね。
そして今回、第3弾として、グレンモーレンジィ パロ・コルタド・フィニッシュが発売という運びになったわけです。
パロ・コルタドの製法はめっちゃ難しい。