スコットランドハリス島にある「アイル・オブ・ハリス蒸溜所」。
2015年にオープンして以来、地元産の昆布をボタニカルとしたジンを発売するなど日本でも人気のブランドです。
このたび世界的な事業拡大のために1000万ポンド(1210万米ドル)の資金調達を行いました。
調達先はHSBC UK。
イギリスに本店を置く世界最大級の銀行(Hong Kong and Shanghai Banking Corporation)です。
この調達資金は、同社の主力商品であるジンと、シングルモルトウイスキー「ヒークラック」の流通を国際市場に拡大するために使用される予定です。今後は米国、カナダ、フランス、ドイツへの進出を計画しているとのこと。
ヒークラックというウイスキーはまだ市場では見かけませんね。
どんなウイスキーなんでしょう。
アイル・オブ・ハリス蒸溜所は、この資金により蒸留所から2マイルの場所に、新しい倉庫を2つ建設することになりました。
2,000平方メートルの倉庫は、9,000個の樽を保管することができ、これは約275万本のスピリッツに相当します。
ロン・マッケイクラン氏は
「将来を見据え、新しい市場に参入し、国際的に事業を拡大することを考えています。
ハリス島という特別な島で作られた私たちのスピリッツをより多くの人々に紹介できることに興奮しています。
HSBCが私たちのビジネス拡大をサポートしてくれたことを嬉しく思っています。
商業的成功を収めれば、この美しい島が世界的に注目され、多くの訪問者を連れてくることでしょう。未来のハリス島の存続と繁栄に貢献します。」
とコメント。
アイル・オブ・ハリス蒸溜所は2015年に設立され、45人の従業員を抱えるハリス島最大の雇用主の一つ。
HSBC UKのリレーションシップ・ディレクターであるニール・タリーは、
「スコットランドの多くの食品・飲料産業はハリス島で賄われています。
アイル・オブ・ハリス蒸溜所のモデルは、スコットランドだけでなく、世界に通用するビジネスだと思っております。」
と、世界規模のビジネスに投資をしたと自信をのぞかせています。
すでに2015年からモルトウイスキー製造も行っているアイル・オブ・ハリス蒸溜所。
アイル・オブ・ハリス・ジンもウイスキー愛飲家のためのジンとして発売されているので、興味のある方は飲んでみてね。