神戸といえば六甲山蒸溜所でしたが、2022年10月17日に操業開始した神戸蒸溜所も注目されています。
これまで神戸市北区の道の駅「神戸フルーツ・フラワーパーク大沢(おおぞう)」内で、ワイナリーだった遊休施設を活用し、アランビック・シャラント(単式蒸留器)と呼ばれるフランス直輸入の蒸留器でブランデーを作っていました。
このたび新たに導入した銅製のポットスチルにてウイスキーの蒸溜をスタートさせたようです。
元々使用していたブランデー蒸留設備2基とウイスキーの単式蒸留器1基で年間50キロリットルのウイスキーを生産する計画。販売は3年後の2025年を目指しています。
ニューポットは年明けに発売するようなので、興味がある人はチェックしてみてね。
初回蒸溜……❗️ pic.twitter.com/vqMLrwVz7A
— 神戸蒸溜所 (@kobe_distillery) October 24, 2022
神戸蒸溜所は、山に囲まれたおり一年を通して寒暖差が大きく、さらに多湿。
ウイスキー熟成に適切な自然環境の土地です。
熟成樽にはバーボン樽やシェリー樽を使用するほか、日本産のミズナラ、サクラなども使用していく予定だそう。
生産にあたって、神戸ワインや大手ウイスキーメーカーの技術者らから指導を受けたようで、早くも中国企業を中心に約10樽分を購入したいという話を受けているとか。
神戸蒸溜所を率いる株式会社グロースターズは輸出入手続き代行などの貿易代行を主たる業務とした総合商社。
低迷していた神戸ワイナリーのワインやブランデーを海外販売で復活させたマーケティング能力を持っているので、今後に注目したいです。