写真出典©:スプリングバンク蒸溜所
スコットランドキャンベルタウンの雄、スプリングバンク蒸溜所が、さまざまな種類のシェリー樽で熟成した5部構成のシングルモルトウイスキーシリーズを発表しました。
第一弾は「スプリングバンク10年 ペドロ・ヒメネス・カスク・マチュアード」。
バーボン樽で7年、フレッシュなPX樽で3年熟成されたボトルで、スプリングバンクの特徴と、甘くリッチなPXの影響が融合し、冬にぴったりの暖かな味わいを持っています。
生産部長を務めるフィンドレー・ロス氏は
「熟成中にベストなバランスを得るために、5年間かけて熟成をずらす計画を考案しました。
これによりシリーズの各エディションは同じ年数と強さでリリースされ、ウイスキーの風味、色、香り、ボディに生じる変化に注目することができます。」
と語りました。
アルコール度数は55%volで10,800本が全世界で発売され、イギリスとヨーロッパでは90ポンド前後の価格設定になっています。
スプリングバンクからの公式テイスティングノートは以下の通り。
スプリングバンク10年 ペドロ・ヒメネス・カスク・マチュアードの香りと味わい
香り:
トップノートからまぎれもないシェリーの影響が感じられ、デーツシロップとレーズンのリッチなノートがこのフルボディのドラマをスタートさせる。
味わい:
コーラ、チェリー、シナモン、キャラメルなどの香りとともに、タンニンとスパイシーな要素が口の中に広がります。
典型的なスプリングバンクの特徴は、PXのヘヴィな影響に対して、油っぽさと湿ったダンネージノートを持っています。
フィニッシュ:
タンニンはフィニッシュまで続き、サルタナと豊かなスパイスのノートでPXの特徴が前面に出ている。
各リリースの計画やシリーズとの関係については、以下のグラフィックをチェック!(クリックで拡大)
同じ熟成年数とアルコール度数でシェリー樽の各エディションをリリースする感じなのかな。
樽によってフレーバー、色、香り、ボディ感にどんな変化があるのか楽しみです。