コミッティ向けの「ハイパーノヴァ」が10月後半に発売するとのことで話題のアードベッグですが、同時期にホテル買収のお話です。
アードベッグはポートエレンにある人気ホテル「アイラ・ホテル」を買収。
「ワールドクラス」のウイスキーとホスピタリティ体験を実現する計画を明らかにしました。
どうやらアイラ島南岸のアードベッグ蒸溜所からわずか数マイルのポートエレンにあるアイラ・ホテルに数百万ポンドを投資する予定のようです。このホテルはウイスキー観光客の人気スポットとなっており、13室のベッドルームと人気のレストラン&バーを備えています。
2022年10月31日に売却を完了し、ホテルの所有権を取得することを目指しています。
アードベッグは、このホテルを「ウイスキーとホスピタリティを体験できるホテル」として再開発する計画を表明していますが、その内容についてはまだ明らかにしていません。
このホテルに投資したアードベッグの狙いとしては、新しいスチルハウスの建設や新テイスティングラボ、軽食を提供するトレーラー、犬のマスコットであるショーティの超大型壁画などなど、ビジター体験の向上を目指しているようですね。
最近、ポートエレンに新しいコミュニティハブを建設するプロジェクトを創立、今年初めには世界的なオークションでアードベッグ1975年カスクNo.3の売上から100万ポンドをアイラの活動に寄付することを約束していたアードベッグ。
社長兼CEOであるトーマス・モラドプール氏は、次のように述べています。
“アードベッグは、200年以上にわたってアイラ島に根ざしています。
そして、少なくともあと200年はこの島で蒸溜する予定です。
このたびアイラ・ホテルを購入し、ワールドクラスのウイスキーであるアードベッグと、そのホスピタリティ体験を作り上げることで、故郷に大きな投資ができることに興奮しています。アイラ島と世界中のウイスキーファンを歓迎することを楽しみにしています。”
アイラ島で最もチャレンジングなのはアードベッグだと思いますね。
今後に期待です。