2015年で販売終了となっていた「シングルモルト余市10年」が再販されます。
北海道で7月26日に先行発売、全国では11月15日に販売がスタートします。
製造元のニッカウヰスキーでは、熟成年数が示されたエイジング商品として
- 余市10年・12年・15年・20年
- 宮城峡10年・12年・15年
- 竹鶴17年・21年・25年
がありましたが、2015年に原酒不足によって竹鶴以外は終売となっています。その後2020年に竹鶴も終売が発表されました。
今回復活する「シングルモルト余市10年」は年間に9000本を生産する予定ということで、やはりなかなか手に入らない、ということになりそうです。
価格は税込8,800円。
まぁ当初と比べれば高いですが、現在高騰している余市10年のオールドボトルを見る限りは激安です。余市ノンピーテッドや宮城峡ノンピーテッドは税込22,000円なので、比較するとリーズナブルです。
シングルモルト余市10年についてアサヒビール公式サイトニュースリリースでは次のように解説されています。
新・シングルモルト余市10年の味・テイスティングコメント
『シングルモルト余市10年』は、熟成を重ねた余市モルトがもたらす、力強く重厚な味わいが特長のシングルモルトウイスキーです。
ウッディで甘いオーク樽の香りや、熟したバナナのような果実の香り、力強く複雑なモルトの香りを感じられます。
また、洋梨のような甘酸っぱさと燻製を思わせるピーティーな味わいで、重厚なコクとピートの香ばしさが調和した心地よい余韻が長く楽しめます。
パッケージは、“余市”と“10年”の文字を堂々と配し、ラベル資材に和紙を使用することで、上質な雰囲気を演出するとともに、ラベルのベースカラーを『シングルモルト余市』より濃くすることで熟成感を表現しました。海外での販売も予定しています。
https://www.asahibeer.co.jp/news/2022/0714_1.html
ニッカウヰスキーは2024年に創業90年を迎えるそうです。
余市蒸溜所の一部が改修され「ニッカミュージアム」がスタート。
2022年2月には余市蒸溜所の建造物の一部が国の重要文化財に指定され、アニバーサリーに向けての盛り上がりを見せています。