スコットランドのダグラスレイン(Douglas Laing & Co)は、限定版の「ロックアイランド・メスカルカスクフィニッシュ」を発表しました。
ロックアイランドの夏の新作で、緑、青、オレンジ色とゴールドをあしらったラベルが特徴のボトルです。
さらにラベルには、アガベとともにロックアイランドの牡蠣のイラストが描かれており、これらは「スコットランド西海岸ののどかな海岸」と、「メキシコの中心部にある太陽が降り注ぐメスカル蒸溜所」という2つの対照的な文化の象徴です。
原酒は、スコットランドでウイスキーづくりが盛んな島々であるオークニー、アラン、ジュラ、アイラで蒸溜された、シングルカスクのシングルモルトをブレンドしています。
ダグラスレインの声明によると、このお酒は「磯っぽいフレーバーの複雑なバランスが自慢で、甘く、塩辛く、スモーキーで土のような香りの波を感じられる」とのこと。1,500本限定なので日本には少量かな。
ロックアイランド・メスカルカスクフィニッシュの特徴
クラシックなロックアイランドの製法に加えて、メスカルの古樽での二次熟成を行いました。
メスカルとは「オーブンで焼いたアガベ」を意味し、アガベという植物から作られるメキシコの蒸溜酒です。
最初にアガベの中心部を地下オーブンで加熱し、加熱の際に出た液体を発酵させてから二重蒸溜し、オーク樽で熟成させると、スモーキーな蒸溜酒ができあがります。
ダグラスレイン、ブランドマネージャーのレベッカ・フェンネル氏は、次のようにコメントしています。
「2019年にスコッチウイスキー・テクニカルファイルの改正が発表され、史上初めて、これまでメスカルを貯蔵していた樽でスコッチウイスキーを熟成することが許可されました。
ロックアイランドはもともとスモーキーな特徴を持っているので、私たちにとって、クラシックなアメリカンオークで熟成されたスピリッツを、このエキゾチックな樽で二次熟成させることは興味深い試みでした。」
そうして出来上がったスピリッツは、彼らの期待以上のものだったそうです。
スコットランドの典型的なシーソルトとハニカムような風味はそのままに、ローストしたアガベの香りがしっかりと加わり、特徴的な軽くスモークされたフィニッシュへと続く味わいです。
ダグラスレイン・ファミリーの「限りなく自然に」という理念に沿って、この新作には着色料や冷却濾過を加えておらず、アルコール度数は46.8%です。
価格は£60.00/€70.00で、ヨーロッパ、アメリカ、アジア太平洋地域の専門店およびオンラインショップで販売される予定です。
スコッチの法改正がありましたから、メスカルきてますねー。