写真出典©ディアジオインディア
ディアジオインディアは国際市場に向けて、シングルモルトウイスキー「ゴダワン」をお披露目しました。
インド・ジャイプールにて好評を博したゴダワン。
これを受けてディアジオインディアは、このウイスキーと共にラジャスタン州の伝統と文化を世界に向けて発信します。
2022年の75回目のカンヌ映画祭にてゴダワンを紹介した後、ドバイへ進出する予定だそう。
ゴダワンはラジャスタンの質素や簡素の中に美しさを見出す「希少の美」という精神と、そのサステナビリティによって作られました。
ディアジオインディアはラジャスタンの人々が少しの自然の恵みから特別な素晴らしいものを生み出せること、そしてその保護と維持の技術に敬意を払っています。
ゴダワンの特徴は、インドの気候と風土によって生まれる味わいです。
平均気温が月によっては39度を超える気候と、栽培にほとんど水を必要としない六条大麦が組み合わさり、非常に深い味わいと豊かで複雑な個性が生まれます。
アムルットやポールジョンと同じように、エンジェルシェアと呼ばれる蒸留・熟成の過程で蒸発してなくなってしまう原酒の量が、極端に多いのもゴダワンの特徴です。
これによって、短熟でありながら深い味わいのウイスキーが完成するのです。
ディアジオインディアはドバイにてゴダワンのリリースすることにより、インドをシングルモルトの世界的な産地として位置付け、インドもラグジュアリーとサステナビリティの基準を確立しようとしています。
同社CEOのHina Nagarajanは
「消費者・文化・コミュニティこそが我々の成長の中心だと信じている。
ゴダワンは消費者と世界に対し、インドの知られざる豊かで有意義な面を伝えていく。
このシングルモルトは、持続可能で、マインドフルかつ目的意識の高い近年のインドにふさわしい。
ドバイという舞台はラグジュアリーなストーリーを組み立てるのに非常に適している。
ゴダワンはそのストーリーだけでなく、味わいも実に独自性があって豊かである。
私はゴダワンが、インド産のシングルモルトの新基準を確立すると信じている。」とコメントしています。
ゴダワンの名前はディアジオインディアが掲げる、インドオオノガン保護の責務にちなんで名付けられました。インドオオノガンは世界にほんの少ししか残されていない鳥で、ディアジオインディアはこの美しい鳥の保護を全面的に支援しています。
新たなシングルモルトの登場でインディアンウイスキーが注目され、これから盛り上がっていくかもしれません。