ディアジオが、リーブン蒸溜所に9,000枚のソーラーパネルを設置する計画を発表。
許可も下りたっぽいです。
リーブンはスコットランドのローランドに位置する蒸溜所で、ディアジオが商品開発の為の実験を目的として、自社のボトリング工場内に設立した蒸溜所です。
ソーラーパネルは、サッカー場の8つ分の面積をカバーし、敷地内の電力の22%を発電する予定です。
この太陽電池は4.1メガワットを発電。2,500世帯分の電力をまかなうことができるとのこと。
ベルやJ&B、ジョニーウォーカーなどのウイスキーブランドを有する巨大企業ディアジオは、来年早々にもこのパネルから最初の電力が得られると見込んでいます。
リーブン蒸溜所のオペレーションディレクターであるGavin Broganは、次のように述べています。
「このプロジェクトが実現し、より強靭でエネルギー効率の高い工場を作ることができるのは素晴らしいことです。」
「Eon社およびEmtec Energy社とのパートナーシップにより、この太陽光発電設備は、私たちの年間エネルギー使用量のほぼ4分の1を生み出すことになり、私たちのネットゼロ公約に向けた素晴らしい一歩となります。」
「私たちは、持続可能な暖房方法の検討など、多くのプロジェクトを進めており、この太陽光発電所の開発はその一助となります。
リーブン蒸溜所では、毎年4000万ケースの蒸留酒を生産し、2026年までにカーボンニュートラルにすることを目指しています。
ゴードン・ジン、ギネス・スタウト、スミノフ・ウォッカも製造している同社は、2030年までにネット・ゼロを達成したいと考えています。
同社のシングルモルト蒸留所のうち、ブローラ、オーバン、ロイヤル・ロッホナガーの3つは、すでに炭素排出量が正味ゼロに達しています。
ウイスキーがどうカーボンニュートラルと向き合うのか、注視したいです。