ブナハーブンは、2022年のアイラフェスティバル(スコットランドのアイラ島で行われるウイスキーと音楽の祭典)を記念して、3種類の新しい限定ウィスキーを発表しました。
ブナハーブン アバイン・アライグ
まず、「アバイン・アライグ」。
このボトルはアルコール度数50.8%で、ペドロ・ヒメネスのシェリー酒熟成に使用されていたオクタブ樽で熟成させた、ブナハーブン特製のスピリッツです。生産者は、チョコレート、パウダージンジャー、シガーボックスの香り、ダークトフィーとスパイシーなシナモンの味わいがあると表現しています。
「アバイン・アライグ」はブナハーブンの北西にあるにある小川。北東に1⅔マイル(2.7 km)流れ、広大な泥炭の切り株に囲まれた小さな樹木が茂った谷を通り、マーガデール川に4分の1マイル(0.5 km)合流します。
ブナハーブン カルヴァドス・カスク・フィニッシュ1998
「カルヴァドスカスクフィニッシュ1998」は、アルコール度数が49.7%とやや低く、過去20年間ブナハーブンの海岸に置かれていたカルヴァドスのブランデー樽で後熟されています。
色は褐色で、生産者はこのボトルを、香りは大麦糖、梨の雫、トフィーアップル、口当たりは青リンゴと梨のキャンディー、そして余韻はフローラルだと表現しています。
ブナハーブン モイン・トカイ・フィニッシュ2004
「モイン・トカイ・フィニッシュ2004」は、新作の中では最も強いアルコール度数52.8%で、ハンガリーのトカイ白ワイン樽で1年余り熟成されています。
ゲール語でピーテッドという意味のブナハーブン・モインを使って生産されています。
サンダルウッドと柑橘類の香り、バニラビーンズ、ホワイトチョコレート、レモンの皮の味わいとともに、トカイワインの甘みと挽きたてのオーク材の香りも感じられるとのこと。
マスターブレンダーのジュリアン・フェルナンデス氏は、リリースに際しての感想をこう述べています。
「アイラフェス2022の『ブナハーブン・デー』を主催するチームの一員となり、この上ない喜びを感じています。
2年間のバーチャルイベントを経験し、再び蒸溜所の扉を開け、世界中のウイスキー愛好家をお迎えできることに感激しています。
このイベントは、私たちのバリエーション豊かな新商品発売を祝し、かつ、訪れた方にとってはアイラ島の人々の生活を垣間見ることもできる機会です。
アイラフェス2022コレクションは、蒸溜所で日々行われている素晴らしい職人技のすべてを反映しており、これらのウイスキーの生産に携われることを大変誇りに思います。
他にもいくつかのサプライズを用意していますので、ご期待ください!」
ボトルとテイスティングキットはウェブサイトから購入でき、6月3日(金)のブナハーブン・デーにも登場する予定です。アイラフェスティバルの開催自体は、5月27日(金)から6月4日(土)までです。