1992年にビル・ラーク氏によって設立されたラーク・ディスティリング社(別名ハウス・オブ・ラーク)は、今やタスマニアやオーストラリア全土に広まっているクラフトウイスキーブームの立役者となっています。
その豊かで複雑な味わいのシングルモルトは、数々の賞を受賞し、世界的な評価を得ています。
そ蒸溜所の輝かしい功績に敬意を表し、今回ラーク氏とそのチームは、これまでで最も古く、最も希少なウイスキーをリリースします。
20年という長い年月をかけて熟成された「ラーク・レガシーカスク #HHF587A」は、創業者であるラーク氏自らが作り、ヘッドディスティラーのクリス・トムソン氏が最終的な仕上げを行った逸品です。
322本の限定生産で、しかも小売価格はAUD$2,499.99という超高級品!
今回の新作はレガシーシリーズの2作目ですが、それでもなおオンリーワンの味わいに仕上がっています。
ラーク・ディスティリング社は、タスマニアだけでなく、オーストラリア全土の野心的なウイスキーメーカーに刺激を与えた、先駆者的存在。
今日のオーストラリアのクラフト・ムーブメントは、ラーク・ディスティリング社、そして同社の看板商品であるクラシックなシングルモルトやフォーティー・スポッテッド・ジンなどがなければ、間違いなく存在しなかったでしょう。
購入した人は、ボトルを開けずに取っておきたくなるかもしれません。しかし、一度開封すればその素晴らしい味わいを十二分に楽しめると思います。この希少なウイスキーを手に入れた方は着・即・開して堪能しましょう。
テイスティングノート
キャラメリゼした洋ナシとバニラカスタードの甘美な香りを感じることができ、その下層にはレザー、シナモン、サルタナ(ブドウの品種の一つ)の香りも漂います。
また、 味わいは豊かで素晴らしいほどに複雑。チェリーパイやメープルシロップのほのかな香りが漂った後、オレンジの砂糖漬けや蜂蜜入りのコーラのような口当たりが楽しめます。最後にオークとスパイスが際立ち、濃厚なモルトと繊細なブラックペッパーが余韻を残します。
このリリースに対してラーク氏は
「レガシーシリーズ第2弾の発売と我が社の30周年を共に祝うことができたことは、ラークのチーム全体にとって大きな成果です 。」と語っています。
また同氏は「これは驚異的なマイルストーンであり、このような高品質の商品をリリースするために費やされた我々の努力と献身をとてもに誇りに思っています。」ともコメント。
クリス・トムソン氏は、「私のようなウイスキー愛好家やウイスキーに情熱を持つ人にとって、このレガシーシリーズは、オーストラリアのウイスキーづくりの歴史と重要性を示す商品になることでしょう。
シェリーやシトラスの香りが口中に広がり、20年もののスピリッツが舌の上で楽しめ、とても特別な感覚と味を生み出しています。」と補足しました。
発売日は2022年3月21日。アルコール度数65.8%のカスクストレングスでボトリングされます。
ちなみにラーク蒸溜所は2021年に「アイコンズ・オブ・ウイスキー オーストラリア・アワーズ」の「ディスティラー・オブ・ザ・イヤー」をはじめ、数々の主要な賞を獲得しています。
また、同蒸溜所は最近、100%カーボンニュートラルを実現し、「サステナブル・ディスティラリー・オブ・ザ・イヤー」の栄誉も手にしています。