写真出典©船坂酒造店
岐阜県高山市の酒造『舩坂酒造店』が『飛騨高山蒸溜所』を開設する準備を進めています。
飛騨高山蒸溜所は2007年に廃校になった旧・市立高根小学校の校舎を改修して作られる予定で、県内初の蒸溜所となります。
標高900メートルという、高地ならではの気候と豊かな自然はウイスキーの生産に適していて、総合アドバイザーである若鶴酒造・三郎丸蒸溜所(富山県砺波市)の稲垣貴彦氏が開発した鋳造型ポットスチル「ZENON」と共に、ここでしか作れないウイスキーを目指します。
さらに飛騨高山蒸溜所は将来的に飛騨産の小麦や、飛騨の家具メーカーの樽を使ってウイスキーの生産を行う予定で、雇用の促進や観光客の増加など、地域を盛り上げる役割も担う予定です。
資金調達のためのSDGs私募債の発行手数料についても、一部を高根地域や高山市のために寄付されることになっており、近隣に住む方からの期待も高まっています。
舩坂酒造店は岐阜県の飛騨高山にある、かつて商人町として栄えた通称『古い町並み』の一角にある酒店。
お酒の製造だけでなく
- 日本酒を楽しめるBAR
- 日本酒と飛騨の食材を楽しめるレストラン
- 定番のさるぼぼやお酒を使ったお土産の販売
など飛騨の魅力を存分に楽しめるお店で、飛騨高山の観光シーンに欠かせない拠点としても活躍しています。
舩坂酒造店が取り扱う銘柄は深山菊、四ッ星、甚五郎などがメイン。
お店では1コインで少量を試飲できるコインサーバーもあり、飛騨の地酒を気軽に楽しめるのも嬉しいですね。
新しい蒸溜所は2022年4月から工事を開始し、2026年に『飛騨高山産ジャパニーズシングルモルトウイスキー』の販売開始を計画しています。
舩坂酒造店の有巣弘城社長と高山市の国島芳明市長はともに、地域の活性と地元独自のブランドを作ることに意欲を燃やしています。
舩坂酒造店が作る飛騨高山の新名所から目が離せません。